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カエル様,の巻 [日録]

早や、6月になりました。


しかも今年は、5月の間に梅雨入りが発表され、ここ何日か、ぐずついた天気が続いています。晴れ間をまって、ジャガイモ掘り、任意区の収穫、空豆の収穫、ズッキーニの収穫などを楽しんでいます。今年は、タマネギがうまく育たず、少しがっかりしていますが、それにしても、取れたて野菜をふんだんに食べられる幸せは、格別です。


庭の桑の実も,真っ黒に熟して、大量のジャムとして食卓を彩っています。収穫に精一杯で,写真を撮るゆとりがありません。


庭でも,畑でも,カエル様の歌声が賑やかです。


最近の記事では、NHK朝ドラ「らんまん」の主人公万太郎にこと寄せてカエル様を話題にしたところですが、私のブログ,かつてはカエル三昧でした。


さむいねと幽かに声のきこゆるか(2014-09-19)


ちょっと過去のブログ記事をチェックする必要があり、蛙を主題にしたこの二つの記事を引っ張り出してきました。
2013-08-08
2013-08-09

ほかにも、こんな記事に、カエルが出てきます。
2013-08-16
2014-04-12
2014-05-15
2014-06-14
何しろ私のアバターは、アマガエルの後ろ姿です。
そうなんです。実は、私はカエルです。
というのは個人情報につき、伏せておきますが。

けれども、草野心平サンの正体がカエルだったことは、多くの方がご存じでしょう。
私はてっきり、このブログで、草野心平さんの詩を話題にした記事をもっとたくさん書いていたと思い込んでいましたが、

検索してみると、さっきの、この記事のほかには、
これがあるだけでした。


 


そういえば、こんなことも書きました。


百舌とブンナと彼岸花、の巻(2017-10-02)


新潮文庫の「ブンナよ木から下りてこい」の末尾には、作者水上勉からの「母への一文」というメッセージが添えられています。
一部を引用します。

私は、この作品を書くことで、母親や子供とともに、この世の平和や戦争のことを考えてみたかった。 それから子供がよりぬきんでたい、誰よりもえらい人間になりたい、と夢を見、学問にも、体育にも実力を発揮し、思うように他の子をしのいでゆくことの裏側で、とりこぼしてゆく大切なことについても、いっしょに考えてみようと思った。まことに、今日の学校教育は、人なみの子にするというよりは、少しでも、他の子に勝る子にしあげようとする母親の願いを、ひきうけているようなところがあって、子は、ひたすら学習であけくれている。 いったい誰が人なみでいることをわるいときめたか。また、人なみでないことをダメだときめたか。そこのところをも、私は子供とともに考えたいと思った。生きとし生けるもの、すべて太陽の下にあって、平等に生きている。蛙も鳶も同じである。 だが、この世は、平等に生きているといっても、弱肉強食である。賢い者は愚かな者を蹴落し、強い者は弱い者をいじめて生きている。動物の世界だけではない。人間の世界がそれである。
ブンナは、こんな世の中で、もっとも弱いものの象徴である蛙である。ブンナという名は、釈迦の弟子の一人の名にちなんでつけられているが、賢明な弟子の苦悩を、ブンナは蛙の身でなめるという物語である。
母たちに、 右のような作者の思いがったわっておれば、子供に話しきかせる方法もまたちがってくるだろう。 今日の学歴社会を生きぬこうとする凡庸の子らに、どのような夢を作者は托したか。凡庸に生きることが如何に大切であるかを、 母親は先ず自分の心の中で抱きとって、子に話してほしい。そうであれば、ブンナが木の上で体験した世にもおそろしく、かなしく、美しい事件のすべてが、子供に、なんらかの考えをあたえ、この世を生きてゆくうえで、自分というものがどう確立されねばならぬかを、小さな魂に芽生えさせてくれる、と作者は信じる。

今日はこれにて。


畑の蛙様のご尊顔を,久々にアップさせていただきます。


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今日はこれにて。


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