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「カメの日」ですって?の巻 [今日の暦]

今朝、最寄りの郵便局に行きましたら、窓口に目立つようにpop風の手書きのカードが掲示してあり、今日の日付「5月23日」について「今日は亀の日」 云々 と説明が加えてありました。


確かに、ウィキペディアにもこうあります。思いのほかポピュラーな記念日らしい。知りませんでした。


世界カメの日は、カメに思いをいたし、カメに対する知識と敬意を高め、カメの生存と繁栄のための人類の行動を促すことを目的として、2000年に米国カメ保護会によって制定された記念日である。毎年5月23日。


以前、こんな悪ふざけのタイトルの記事を書きました。


カメカメエブリバディ?の巻(2020-11-12)


先日、小雨の中、深山公園を散歩したとき、すれ違った二人連れの散歩者の方が、「(寒くなって)池にカメもいなくなったなあ」と話を交わしておられました。釣られて池の方に目をやると、確かにいつも亀が群れている場所にその姿が見えません。冬眠にはいったのかなあと納得していました。数日経って、一昨日でしたか、今度は自然環境体験公園を散歩したら、小春日和に誘われて、こんな光景がありました。

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達かめるまでもなく、どれもこれも外来生物のミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)です。


いよいよ、カモカモエブリバディ.の巻(2021-11-01)


さはさりながら、今日の記事では、どうしてこのタイトルが捨てられません。

というのも、NHK朝ドラが、今日から新しいお話に変わりました。

nhkcome

NHKのサイトから少し引用します。

https://www.nhk.or.jp/comecome/

【物語】
1925〔大正14〕年、日本でラジオ放送が始まった日、岡山市内の商店徒iにある和菓子屋で、女の子が生まれた。名前を安子(上白石萌音)という。あんこの甘い香りに包まれたあたたかい家庭に育った安子は
、ずっと家族との幸せが続くことを願ったやがて戦争の足音が近づくなか、さまざまな試練が安子に 舞い降りる。
けれど、ラジオ放送開始からまもなく始まるうジオ英語講座との出会いが、安子の未来を切り開いていく。(以下略)

(中略)

さて、朝ドラの話題に戻ります。NHKのサイトからの引用を続けます。

【タイトルに込めた想い】

かつて終戦直後の日本を席けんした平川唯一(ひらかわ・ただいち)講師のNHKラジオ英語講座・通称
「カムカム語」のオープニング曲のタイトルです。「証誠寺(しようじょうじ)の狸囃子(たぬきばや
し)」のメロディーにのって、「カム♪カム♪エヴリバティ♪~」の歌が始まると日本中の子どもからお年寄りまでくぎづけになり、明るい声に励まされました。そこには。戦争の重苦しい日本を「明るくしたい」という平川講師の願いが込められていました。「カムカムエヴリバティ」の合言葉は、今を生きる私たちの未来をも切り開くパワーワードになる!と願いを込めて、タイトルにしました。

【平川唯一さんについて】

1902〔明治35〕年一1993【平成15】年.
岡山県上房郡津川村〔現在の高梁市〕出身。終戦後ま
もなく放送されたNHKラジオ英語講座「英語会話」(1946-1951)、通称「カムカム英語」の人気講師で「カムカムおじさん」と呼ばれていた。戦後の日本を明るくしたいという願いがこめられたラジオ英語講座「カムカム英語」は、証城寺(しょうじょうじの狸囃子(たぬきばやし)」のメ ロディーにのせたオープニングで人気を獲得し、ブームの火付け役ともなった英語遊び(家族の情景を描いた英語ラジオドラマ)で英語を楽しく学んだ。全国でファンクラブが設立され、日本中に英語ブームを巻き起こした。

郷里にいささか縁がある物語ですので、なりゆきが見守られます。


この朝ドラ「カムカムエブリバディ」は、3世代100年の物語を、今年の4月8日に閉じ、今は沖縄を舞台にした「ちむどんどん」に引き継がれています。


その話題に深入りすることは避け、話を「カメの日」に戻します。「カメに思いをいたし、カメに対する知識と敬意を高め、カメの生存と繁栄のための人類の行動を促すことを目的」に制定されたという、この記念日。念頭にあるのは、乱獲や自然破壊などの影響で絶滅が危惧される各種のウミガメや、ゾウガメ・リクガメといった稀少種なのでしょう。


私(たち)にとってカメと言えば、淡水域に生息するイシガメ(二ホンイシガメ)やクサガメが、子ども時代からなじみ深意のですが、今やこれらを見かける機会はめったになくなりました。イシガメはいまや、準絶滅危惧種に指定され、地方によっては最高ランクの絶滅危惧Ⅰ類に指定されているところもあるようです。


このイシガメとクサガメが日本の在来種かと長く思っていましたが、クサガメは、かつて中国大陸・朝鮮半島から移入された外来種なのだそうですね。クサガメは、その臭いが嫌なので、昔の子どもにとっては、イシガメに比べて人気が今一つでしたが、今や、自然界で出遭うカメといえば、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)ばかりになりました。


そう言えば、忘れていましたが、以前、こんな記事を書きました。


剥がれ落つる記憶の欠片エゴの花(2017-05-24)


鶴は先年亀は万年と申しますが、池に亀がいました。日本中特定外来種のミシシッピアカミミガメが席巻しています。ところが、本当に久しぶりに、在来種の亀を見たのでした。

この亀はイシガメ?クサガメ?いろいろ悩んでおりましたが、古い記事にこんなことを書いていたとを「発見」しました』。
卯の花を簪にアジアイトトンボ

「自然保護センターの」山の側の道縁に、一休みしていました。産卵のために池から登ってきたようです。通りかかった職員の方、もっともっと山道の高いところに登って産卵するでしょう。卵は、イタチや。蛇や、烏に食われてしまうことが多いです。と教えてくださいました。
「でも、この亀は臭いからきらい」と、正直に付け加えて、、、。
私も、近寄って嗅いでみようとは思いませんでしたが、子どもの頃の記憶では、イシガメ(石亀)にくらべて、クサガメ(臭亀)は、子ども達の間でも人気がなかったことを覚えています。今では、外来のミドリガメの方が優勢になっていますが、私の子ども時代にはミドリガメなどいませんでした。


先日歩いた深山公園で、同じような経験をしました。


池の岸辺に亀の群れが日光浴をしていましたが、これは皆ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)のようです。どうしたわけか、モノクロ設定にしてしまっていたらしく、証拠の耳の赤色が確認できませんが・・・


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そのすぐ近くに、一匹で寛いでいたカメが、どうも気になり、念のために写しておきました。


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トリミングしてみます。


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これもモノクロなので、断言はできませんが、甲羅の形など、クサガメではないかな?とった次第です。


「カメの日」にまつわるささやかな話題でした。今日はこれまで。


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gonntan

ミドリガメを屋台で買って金魚と同じ水槽に入れてたら、金魚が食われてしまってました・・すごく大きくなるんですよね。爪が伸びていたので切ったら痛かったらしく、その後は捕まえると「シャー」って威嚇するようになりました。鳥とか亀とか猫や犬や、飼っていたものたちのいろんな思い出が思い出されますね。
by gonntan (2022-05-25 21:08) 

kazg

gonntan 様
>金魚が食われてしまって
そうなんですか。生命力旺盛ですね。水槽で飼えるのは、小さい間だけですね。
近所の小川や池には、大きくなったミドリガメを沢山見かけますが、その餌となる小魚や小生物の量はいかばかりかと想像されます。

by kazg (2022-05-27 08:35) 

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