続中古以上ジャンク未満、の巻 [カメラ三昧]
前回記事の続きです。
PENTAX *ist dlを,ジャンクカメラと同列に扱うのは、少々気の毒ではありますが、確かに、経年による劣化は否みようがありません。と言っても、気になるほどの故障も不具合も、特にはないのです。敢えて言うならば、内蔵キャパシタ電池の劣化によるものでしょうか、本体電池(単3タイプのeneloop充電池を使っています)を交換する際に、必ず日時設定が初期化されてしまいます。それが2005年1月1日になるところがご愛敬です(笑)。
そこを除いては、決してジャンク(がらくた、廃品)と呼ぶにはふさわしくない愛機と言わなければなりません。もちろん、購入時点かられっきとした「中古」でしたから、その点は疑いの余地がありません。
それを承知の上での感想を述べれば、発売時から、軽量・コンパクト・廉価をウリにしたエントリー機でしたが、そのことは決してこのカメラの値打ちを下げるものではなく、特に今回のように軽量コンパクトな35mmレンズをつければ、グリップの握り良さとも相まって、軽快かつ心地よい撮影散歩が楽しめます。
それはそれとして、肝心の写り具合はいかがでしょう?
ひきつづき、後楽園のスケッチ写真をお届けします。
これまでも、何度かご紹介した景色ですが、なかなか風情がございます。(最近では 先達に導かれ、の巻 や 先達に導かれ(その2)、の巻 参照)
正面のこんもりとした丘は唯心山です。
正面奥に茶店が見えます。
松や石灯籠を配した曲水。
焦げた焼き芝が、心なしか緑がかってきているようです。
正面は.藩主の居間だった延養亭(えんようてい)。
突き当たりは寒翠細響軒(かんすいさいきょうけん)。
沢の池をぐるりと眺望できる美しく小さな建物で、 戦災を免れた建物の一つで、昭和9年(1934年)の水害後に復旧されました。
沢の池のたたずまい。
下の建物は観騎亭。
過去記事の一部を再掲します。
先達に導かれ、の巻:ナードサークの四季 vol.2:SSブログ (ss-blog.jp)
少し歩いて丹頂鶴の飼われているあたりを通り過ぎ、馬場とその側にある観騎亭を見学。
後楽園HPにはこうあります。
馬場のほぼ中央に位置する観騎亭。観騎亭は、昭和9年の水害で被害を受け、改修されましたが、戦災には遭っていません。馬場側の窓を開ければ騎馬武者がちょうど良い位置に見え、庭側の窓からは松林に見え隠れする沢の池や庭の様子がかいま見えます。
いつもは板戸で覆われている,という印象があるこの建物。この日は白い障子があらわれています。そのわけは?実は私たちが、園内を一巡見学し、芝生広場で昼食のお弁当をとった後、再びこの観騎亭まで戻って、ひとときの交流会を開くために、予約してお借りしているため、雨戸が開けてあるのです。
今回は、雨戸が閉まっていました。
今日はこれにて。
中古以上ジャンク未満、の巻 [カメラ三昧]
こんな記事をしょっちゅう書いています。
やっぱり捨てられない、の巻:ナードサークの四季:SSブログ (ss-blog.jp)2020-10-21
ずっと以前こんな記事を書きました。
ジャンク命(2013-08-03-3)
ゴミ屋敷になるよと、妻に責められます。持てあましてだいぶ捨てましたが、捨てきれないモノもいっぱい残っています。
私の「ジャンク道」のお師匠は、見捨てられたモノにも光るところがある。そこに命を与える醍醐味は、教育も同じ。と含蓄のある教えを下さいました。
ジャンクで組んだpcも、みな可愛いけれど、いかんせん、ガソリン食いのアメ車さながら、ソフトウェアもOSそのものも、CPUの処理速度、大容量のHDD・メモリを必要とするようになり、次々と舞台から退場してゆきました。
なによりもWindowsのサポート終了というのが、納得できません。windows98、せめてwindoes2000で、私には十分なのですが。こんな感じの書き出しで、もっぱら組み立てパソコン関係の愚にもつかない与太話を書き連ねています。いつまでも、懲りることなく、こんな記事も書いてます。
羊頭狗肉か牛頭馬肉か、はたまた竜頭蛇尾か?の巻(2019-02-20)
私の趣味は、たとえれば、百円ショップでおトクそうな日用雑貨を漁ったり、スーパーの閉店間際の半額セールで生鮮成食品を物色する境地に似ております。試しに、当ブログの記事を「ジャンク」というキーワードで検索をかけると。出てくるわ出てくるわ。
最も古い記事はこれでした。
ジャンク命
今日は、ジャンクのオハナシではなく、「中古以上ジャンク未満」の話題です。
と申しますのは、先日後楽園に持って出たカメラは、一つはPENTAX K1Ⅱ+sigma APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSMという”渾身”の組み合わせ。
そしてもう一つは、日頃めったに使わないPENTAX ist dl+smc PENTAX-DA 35mmF2.4ALという究極の「軽小安」コンビ。しかもカメラに至っては、2005年発売の老朽機材のしかも中古購入品です。
後者の来歴については、こんな記事で紹介しました。
あてどなき「お散歩カメラ探求」、の巻:ナードサークの四季 vol.2:SSブログ (ss-blog.jp) 2023-09-04
そうこうするうちに、PENTAX k1Ⅱをお散歩に持ち出す機会もしばしばある中で、フルサイズ機であるならば、28mm始まりのZOOMレンズも、広角は十分ではないか?昔使っていたTAMRON28-200mmでも便利だったが、その後ポピュラーになったTAMRON28-300mmはお散歩用に使えないだろうか?などという悪魔のささやきが聞こえてくるようになり、ネット情報を探るうちに、TAMRON28-300mmとPENTAX istDLをセットにしたオークションが一万円ちょいで出品されていました。今更画素数わずか600メガピクセルの、旧機種に何の価値があろうか?最初に入手したデジタル一眼istDが、経年とともに性能的にも見劣りするようになり、いくつかの不具合を口実に買い換えたことを忘れたのか?しかも、istDLは、その初代istDの廉価版で、機能も性能も格下なのに・・・、と、理性の声は解くのですが、ついポチってしまいました。高額入札者があらわれてくれたら諦めようと、イヤむしろ品物を手に入れた後でトホホの気持ちに苛まれるよりは、高額入札者があらわれてほしい、とまで思ったのですが、幸か不幸から落札してしまい、昨日商品が届きました。
今日の記事、トホホ話となるか自慢話にできるか、紙一重のところですが、ともかく「作例」をご覧あれ。
(中略)やはり屋外の撮影のほうが性能を発揮できるかもと、今朝の景色を写しててみました。やや広角のSMC pentax DA 35mm(f2.4)を使いました。
ccdカメラの味、とまで言い募る気はありませんが、心地よい画像です。
istDL、しばらく使ってみます。
このistDL、発売当時の「デジカメウォッチ」2005/08/11付け記事を引用してみます。
【新製品レビュー】ペンタックス *ist DL (ハードウェア編) (impress.co.jp)
7月7日に発売が開始された*ist DLは、ペンタックスのデジタルカメラの企画、開発の基本理念である「ユーザーフレンドリーであること」をより一層追求した、エントリーモデルのデジタル一眼レフだという。
使いやすさ、わかりやすさを向上させた操作性、このクラス最大の2.5型大型液晶モニター、高精細画像の撮影が可能な有効610万画素CCDなどを備えるとともに、小型で携帯性に優れた世界最軽量ボディを実現したという。
価格的にも最安レベルで他社のライバル機と勝負するためのモデルであるわけだ。なお、名前のDLの「L」は、“Light Weight”、“Large LCD”に由来しているとのこと。
(中略)
我が国最初の35mm判金属製一眼レフを世に送った、長い歴史を誇る老舗ペンタックスの最新機であるが、ともかく低価格機を世に送るために最大限の努力をしたという感じを受ける。作りの安っぽさ、高級とは言い難い動作音、やや緩慢な動作などは、価格相応ということだろう。
しかし小型かつ世界最軽量のボディにこのクラス最大の2.5型大型液晶モニターを採用していることや、基本的な性能が上級機の*ist DSなみであるところなど、単に製造コストを切りつめただけのカメラではないところに、このカメラの魅力と存在意義がある。また単三電池が使用可能なバッテリーシステムは、他社機に対しても大きなアドバンテージがある。
いずれにしても、およそ20年近くも前の評価ですので、日進月歩の技術レベルから見れば「時代遅れ」は当然のことですが、その前提をふと忘れるほどの写り。というのはに負け惜しみに過ぎますかね?
後楽園周縁の遊歩道です。
切り株のまわりにフウの実が落ち散らばって風情があります。
右側の白壁の向こうが後楽園の庭園。左側は旭川の岸辺になります。
周縁道から見るおなじみの岡山城です。
見る場所によって表情が変わります。
ちなみに、一緒に持ち歩いていたPENTAX K1Ⅱ+sigma APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSMによる画像はこちら。
どちらの写りが秀でているかなどと、比較するのも野暮ですが、パソコンディスプレイレベルで見比べる限り、「良い勝負」と言えなくもなくもない・・・??
川面に映る「逆さ岡山城」。
岡山城は、その漆黒の壁の色から「烏城(うじょう)」と称されます。また屋根を彩る金箔瓦・鯱から「金烏城(きんうじょう)と呼ばれることもあります。
今日の付録は後楽園「井田」側を歩く烏。ハシブトカラスでしょうか?
この記事、次回に続きます。
まだまだ「黒死病」脱却実験、の巻 [カメラ三昧]
暗黒画像を量産する「黒死病」からの脱却を目指して、手動絞りでの活用を模索中のPENTAX k-30ですが、今朝も、TAMRON AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061)を装着して朝散歩に持ち出しました。
最広角の28mmは、APS-Cカメラでは42mm相当ですので、画角的には標準レンズと大差ありません。
望遠側に少しズームしてみます。
鳥捕りは最望遠で狙いますが、、、、
小さな鳥は、トリミングが不可避です。
そもそも暗いレンズですので、早朝の薄暗さの中では、シャッター速度が稼げず、手ぶれ・ピンボケに悩まされます。いつものPENTAXK-5Ⅱやk-1では、ISO感度をもっと上げることができますが、k-30ではノイズを覚悟しなければなりません。明るい日中の使用が望ましいと言うことでしょう。
さて、同じ組み合わせで深山公園を歩いた記事は。前回書きましたが、その時、何羽かのホオジロが茂みからで足り隠れたりして遊んでいました。
こちらのページにも、その時のホオジロの写真を掲載していますのでご覧いただければ幸いです。↓
今日はこれにて。
「黒死病」からの蘇生実験はつづく、の巻 [カメラ三昧]
「黒死病」に悩んできたpentaxk-30は、手動絞りで使うことによってよみがえることに気づき、撮影実験を続けています。
今日。装着してみたレンズは、この記事で話題にしたTAMRON AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061)。
あてどなき「お散歩カメラ探求」、の巻:ナードサークの四季 vol.2:SSブログ (ss-blog.jp)
そうこうするうちに、PENTAX k1Ⅱをお散歩に持ち出す機会もしばしばある中で、フルサイズ機であるならば、28mm始まりのZOOMレンズも、広角は十分ではないか?昔使っていたTAMRON28-200mmでも便利だったが、その後ポピュラーになったTAMRON28-300mmはお散歩用に使えないだろうか?などという悪魔のささやきが聞こえてくるようになり、ネット情報を探るうちに、TAMRON28-300mmとPENTAX istDLをセットにしたオークションが一万円ちょいで出品されていました。今更画素数わずか600メガピクセルの、旧機種に何の価値があろうか?最初に入手したデジタル一眼istDが、経年とともに性能的にも見劣りするようになり、いくつかの不具合を口実に買い換えたことを忘れたのか?しかも、istDLは、その初代istDの廉価版で、機能も性能も格下なのに・・・、と、理性の声は解くのですが、ついポチってしまいました。高額入札者があらわれてくれたら諦めようと、イヤむしろ品物を手に入れた後でトホホの気持ちに苛まれるよりは、高額入札者があらわれてほしい、とまで思ったのですが、幸か不幸から落札してしまい、昨日商品が届きました。
郵便局に年賀状を出したついでに、深山公園を歩いてきました。
特別に珍しい鳥には会えませんでしたが、沢山赤い実がなっている木の枝に、ジョウビタキ♀がいるのを見つけました。
300mmの望遠では、遠くからだと何を写したかわかりません。
トリミングします。
こちらのページに追加投稿しておきます。
深山公園の赤い木の実とジョウビタキ♀:ナードサークの貯蔵庫:SSブログ (ss-blog.jp)
きょうはここまで。
「黒死病」なんか怖くない、の巻 [カメラ三昧]
一部の方(ジャンク愛好家、もしくはペンタックスカメラ愛用者-しかも一部機種に限られますが---)以外には、全く興味の沸かない退屈な記事になりそうです。ざっくり読み飛ばして、一番最後の数行だけを読んでいただけれければ十分です。
すなわちPENTAX K-30(及び同一シリーズのk-50、k-70、k-s1、k-s2にも関係ありか?)と、いわゆる「黒死病」にまつわるマニアックなお話です。
ことのあらましを、過去記事からかいつまんでたどってみます。
割れ鍋に綴じ蓋、の巻(2019-05-02)
最近、PENTAXK30というカメラを中古で買って使っています。HOYAによる吸収という転変を経たPENTAXが、リコーと合併して最初に発売した防塵防滴の「ミドルクラス」カメラです。2002年2012年の発売当時、向井理の出演するCMで注目されました。
発売当時から関心はありましたが、ちょっと奇をてらった尖った感じのデザインが感じが好きになれず(それより何よりお小遣いが及ばず)、手を出さないままで今日まできました。最近、諸事情から手元にPENTAX機がK5Ⅱ一台になり、お手軽お散歩カメラも確保しておきたい思いから、なりゆきでこれを入手したのでした。
思っていたより軽量コンパクトで、使ってみると、デザイン的にも違和感がなく、使い勝手もよくて気に入っています。すでに生産中止になって久しい旧製品の使用感を、今更コメントするのもタイミング遅れというものですが、世間ではよく知られているらしい一つの問題に今更気づきましたのでメモしておきます。
というのは、中古で購入した直後から、シャッターを切って液晶画面で写りを確認すると、画像が真っ暗・真っ黒でがっかり、という現象に時折見舞われました。いや、時折と言うより、かなりの頻度でこの現象が起こります。
netで調べてみると、似た症例がかなりたくさん報告されており、かなりよく知られたトラブルのようです。
自動絞り制御の不具合によるもので、メーカーによる修理が必要なようで、一万数千円の出費を覚悟しなければならないようです。それでは、中古での購入価格と大差なくなってしまいます(トホホ)。
さらにネット記事を探っていますと、自己責任で分解して修理する方法も克明に紹介してあったりします。10年前、いや20年前なら、きっと試してみたことでしょう。ジャンクパソコンの分解組立や、ジャンクレンズの分解掃除など、わくわくしながら試していた頃ですから。ただ、いま振り返れば、成功体験の方が極めて少なかったのですが(汗)
分解修理の方法をとらずにすます方法は?
1)専用バッテリーではなく単三乾電池を使う、
2)しばらく連写撮影をしてみる
3)ファインダーではなくライブビュー撮影をして、みる
などの方法が紹介されていました。その原理を説明するとややこしいので省略しますが、絞り制御ユニットの中の部品が、余分な磁気を帯びることで適切に作動しなくなるためらしいです。
1)2)は検証していませんが、3)は、試してみると確かに効果があるようです。でも。つい油断すると、まっ黒の画像を何枚も生み出してしまいます。
そこで、ふっとひらめいたのは、自動絞りに依存している最近のレンズ(PENTAXではDAレンズなど)ではなく、手動絞りダイヤルのある旧式レンズならトラブルを回避できるのでは?という思いつきから、今朝は、手近にあったSIGMA APO70-300mmを装着して歩いてみました。以前故障修理に出したレンズです。↓この記事参照。
相も変わらぬガラクタ較べ、の巻
(中略)
誤作動カメラと故障修理レンズは、「割れ鍋に綴じ蓋」の取り合わせです。
が、この取り合わせでは、自動絞り制御の不具合は発症しませんでした。めでたしめでたし。
黒死病異聞、の巻(2020-02-07)
今日の記事は、このPENTAX k-30にまつわるちょっとオタクな話題です。
テーマは「黒死病」。と言っても、新型コロナウイルスの猛威から連想を誘われて、かの高名な破滅的な伝染病「ペスト」の別名を思い出したというわけではありません。
わが愛用のPENTAX k-30に発現した不具合。NET上では「黒死病」というおどろおどろしい病名を与えられ、多くの症例報告がUPされています。
以前、こんな記事を書きました。
割れ鍋に綴じ蓋、の巻(2019-05-02)
(中略)
分解修理の方法をとらずにすます方法は?
1)専用バッテリーではなく単三乾電池を使う、
2)しばらく連写撮影をしてみる
3)ファインダーではなくライブビュー撮影をしてみる
などの方法が紹介されていました。その原理を説明するとややこしいので省略しますが、絞り制御ユニットの中の部品が、余分な磁気を帯びることで適切に作動しなくなるためらしいです。1)の方法が有効と思われて、もっぱら単三電池(充電式)で使用するのを常としていましたが、この条件でもしょっちゅう暗黒症状が出現するようになりました。
2)の方法によれば、ほぼ回復するのですが、何枚、あるいは何十枚連写すれば回復するのか確実ではなく、肝心のシャッターチャンスに対応しかねます。
3)は、私の撮影では実用的でありません。
というような中で、どうしてもストレスがつきまとうので、気持ちにゆとりのある場合にしか、このカメラは持ち出せず、勢い使用頻度が減ります。
いっそ、思い切って修理に出そうかと迷うこともあるのですが、どうやら修理代金は1万8000円といったところらしい。これでは、本体の中古購入価格を上回り、馬鹿馬鹿しい限り。いっそ、別機種の中古購入を検討しようか、とも迷うのですが、困ったことに、この症状は、わがk-30のみならず、シリーズのk-50、k-70、k-s1、k-s2でも、高い頻度で発症するそうで、代替機を得ても、同じ苦労を覚悟せねばならぬらしい。
で、とうとう、悪魔の誘惑にあらがいがたく、禁断の「分解修理」に着手してしまったのです。
いつも、この種のDIY(do it yourself=自分自身でやる)で、懲りることなく陥る失敗は、外した部品やネジがどこの部分だったか分からなくなる悲劇。このたびも、それを怖れて、慎重の上にも慎重を期して、発泡スチロールに書いた図面の該当位置に、ネジを突き刺して保管し、組み立て時に正確に使うことに留意しました。
外皮をはぎ取ると、見事に骨格があらわれました、ここまでは、難しい作業ではありません。
蓄電しているコンデンサ類に触れると感電の危険があるということで、そこは慎重に、、、。
電磁コイルの中にあって、露出を司るこの馬蹄型の部品が、電磁石の影響で磁気を帯びたままで悪さをする、というのがこのトラブルの原因であるようです。薄くハンダを載せることで、電磁の影響を減らす、という方法や、ヤスリで一部を削るなどの対処法が,NETでは紹介されています。
ハンダとハンダごては、いま孫宅へ出張中なので、ヤスリで削る術をほどこすことにして、元の姿に組み立てなおしました。はやる心で電池を入れ、電源ON。早速試写してみますと、、、、、露出異常は、まったく起こりません。ひょっとして、18000円に匹敵する手術成功?嬉しいです。
組み立てが終わっても、ネジが2本余ったんですが(汗)、、、気にしない気にしない。
束の間のぬか喜び、の巻(2020-02-16)
さて、今日タイトルの「束の間のぬか喜び」のココロは?
先日の記事黒死病異聞、の巻(2020-02-07)で、故障カメラをDIYの分解修理で、18000相当修理代金を浮かした件を、自慢げに報告しました。たしかに、しばらくは快調な働きを示してくれていて,満悦至極だったのですが、ここのところ、「黒死病」の症状とは別の、原因不明の挙動不審があらわれるようになり、ついにはAFが全く効かなくなりました。
文字通り「束の間の幸せ」「ぬか喜び』に終わったワケでした(トホホ)
仕方がありません。今の所、MF撮影は無問題でできるようですので、MF専用機として活用することにしました。
コロコロコロナ、の巻
コロコロ変わるコロナ対策は、「科学よりも政治」を優先した「場当たり的」な「政治的判断」によるものーーーズバリ、指摘の通りでしょう。
ことほどさように。「コロコロコロナ対策」は、嘆かわしい限りですが、かく言う私自身も、コロコロ変わる自分の心を持て余しています。というのも、最近何度も繰り返し述べてきたように、AF機能が故障したためMF専用機として利用することに決めたPENTAX k-30。でも、その決心はもろくも崩れてしまい、ついついAFが可能な中古機を、諭吉1枚で落札してしまったのです。送られてきた品は、決して美品とは言い切れず、あれこれの欠点もあるものですが、肝心のAFは健全でしたし、ラッキーなことに、あの『黒死病』も発症していません。黒死病異聞、の巻(2020-02-07)参照。
顧みてみると、2019年の2月に中古で購入したこの機体、黒死病修理のために必要とされる1万8000円があればお釣りが来るお値段でした。そして今度、オークションで見つけたこれは、さらに安価。心が動いて、抑えては動き、抑えては動きの果てに、ついついポチってしまいましたとさ。
またまた割れ鍋に綴じ蓋、の巻
後に黒死病異聞、の巻 (2020-02-07)で書いたように、ネット情報を元に、分解して処置したところ、しばらくもち直したのでしたが、やがてほかの不具合も出てきて使用不能になりました。この機種に愛着があったので、しばらくしてまた中古購入し、ある程度の頻度で使いましたがやはりこの個体も同じ現象が発現。今もだましだまし使っている状況です。
あい前後してPENTAX k-s1というAPS-Cカメラを中古購入しました。K-30を始め過去に使用してきたPENTAXカメラの多くと共通のバッテリーが使え、本体重量500g弱(バッテリー、SDカード付きで558g )という軽量コンパクトさは気軽に持ち出せるお散歩カメラとして魅力的、それで約2012万画素、視野率100%のファインダー等々、一定のスペックを持ちながら安価・・・などの特徴に目がくらんだのでした。実は、この機種も黒死病の発現例が多く報告されているらしいのですが、私のものはまだ無事です。
こんないきさつをたどってきた、黒死病罹患のk-30しばらく出番のないままでしたが、最近ふと、新発見のように思いついたことがあります。それは、「自動絞りに依存している最近のレンズ(PENTAXではDAレンズなど)ではなく、手動絞りダイヤルのある旧式レンズならトラブルを回避できるのでは?」という思いつきで、これは新発見でも何でもなく、すでに最初の引用記事ではっきり書いていたことでした。この着想を、すっかり忘れていました。
これで行けば、黒死病なんか怖くない!!のでした。
手動絞りダイヤルのある旧式レンズはもとより、固定絞りのレンズ(私の持ち物ではレフレックスレンズなど)や、BORGのレンズは、全く黒死病の影響を受けないはずではないですか。これに気づいてちょっとわくわくし、早速実験してみました。念のために撮影モードを「Av:絞り優先自動露出」に設定しておきます。
効果のほどはいかがでしょう?
梢に止まるカワラヒワ。
近寄って写します。
さらに近寄ります。
池のカルガモ。
松の枝の間に目をこらすと・・・
大幅にトリミングします。
望遠マクロのような撮影もできます。
以上は12月23日撮影。
今日(25日)も、同じ組み合わせて実験しました。
児島湖畔を散歩しましたが、寒気が緩んで、小春日和となりました。
上空を飛ぶ鳥。
トリミングします。
獲物をわしづかみにして運ぶミサゴです。
次もトリミング画像です。
スズメ。
ツグミ。
トリミングとともに、少し画像調整してます。
結論。黒死病なんか怖くないことがわかりました。
同じリスクを抱えるk-s1も、いずれ発症したとしても、使い道があることに、希望が持てます。
今日はこれにて
続けて割れ鍋に綴じ蓋、の巻 [カメラ三昧]
フィルムカメラ時代は、撮影データをそのつど克明にメモし、パトローネにも書き込んでおく必要がありました。ルーズな私はそれができず、たまに書き込みをしたパトローネも、何本も一度に現像・焼き付けに持ち込むと、どれがどれやら区別がつかないことがしょっちゅうありました。
デジカメ時代になると、EXIF情報が記録されるようになって、重宝しています。でも、カメラがレンズ情報を読み取ってくれる場合にのみその恩恵を被ることができるのであって、私がしょっちゅう使っているようなオールドレンズやDIYレンズの場合、それに頼ることができません。PENTAX機の場合、手動で手ぶれ補正を設定する際に、使用レンズの焦点距離を入力しておくので、それが一つのヒントにはなるのですが、AFBORGを装着した場合など、どのレンズの焦点距離が何mmなのかはっきりしないので、いい加減に設定してしまっています。と言うのも、BORGレンズそのものについては、メーカーが焦点距離を公表しているのですが、AF化するために使っているアダプタ(AFAD)は、1.7倍の望遠効果を持ちますし、レンズの明るさを補うために鏡筒の後尾に取り付けているクローズアップレンズは、望遠効果を減殺します。KENKOクローズアップレンズNO.4を使うこともありますし、NO.5のこともあります。しかもパーツの組み合わせの都合で、クローズアップレンズを取り付ける位置も一定してなくて、結果として手ぶれ補正のための焦点距離ぼ入力数値は、全く当てになりません。
特にこのたびの「割れ鍋に綴じ蓋」シリーズの撮影では、取っ替え引っ替え交換して使ったので、記憶がますます混乱してトホホの状態になっています。
12月1日にPENTAX K5Ⅱに装着したのは、多分、AFBORG71FLではなかったかと思います。PENTAX K5Ⅱは、視度調整ダイヤルが役に立たなくなり、カメラ店に持ち込み、修理を依頼しましたが「古い機種なので修理できない」と断られた代物です。仕方なく、ファインダーに+2の調整レンズをはめてまずまず無難にピント合わせができる状態で、最終的にはカメラのインジケータ(赤ランプの点灯)と合焦音を頼りにノンプロブレムで使用できています。SDカード蓋の一部が欠けて、防滴機能は、諦めなければなりませんが、店員さんがメンディングテープで補修してくださいました。そのとき、ついでに撮像素子のゴミ取り清掃も、有償でお願いしました。
というわけでかのカメラは、私にとってはまだまだ、決して「割れ鍋」絵ではなく、不動のメインカメラの地位を維持しています。k-1 markⅡが入院中の今は、なおさらです。
71FLではないかと推察する根拠は、ノントリミングでこの大きさです。
ツグミの群れ。
キンクロハジロ。
トリミングします。
ホシハジロの群れ。
割れ鍋に綴じ蓋と言うのは、次の組み合わせです。
pentax K-S1+AFBORG60ED。
BORG60EDは、真っ白い筐体ですので、目立たぬために黒い補修テープを巻いたのですが、何度か貼り替えるうちに、逆に目立つようになってしまいました(汗)
逆光に弱いという特徴があります。
鏡筒内に、乱反射防止の措置はとって這いますが、逆光撮影は避けた方が無難のようです。
霧の朝、自然環境体験公園の一コマ。
梢のカワラヒワ。
2羽いるのがわかりますか?
梢のモズ。
トリミングします。
ジョウビタキ♂
何をしていても、ガザの悲劇が脳裏を離れません。
今日はこれにて。
またまた割れ鍋に綴じ蓋、の巻 [カメラ三昧]
以前、「割れ鍋に綴じ蓋」というタイトルの記事を書きました。
割れ鍋に綴じ蓋、の巻(2019-05-02)
「割れ鍋に綴じ蓋」を引いてみました。
われなべ【割れ鍋(破れ鍋)】
[名]
割れてひびの入ったなべ。
「割れ鍋に綴(と)じ蓋(ぶた)(=破損したなべには修理した蓋が似つかわしいという意から、どんな人にもそれぞれにふさわしい配偶者があるということ)」と言っても、きょうのネタは配偶者の話題ではなく、カメラの話です。
このときの話題は、PENTAXK-30というカメラのことでした。
すでに生産中止になって久しい旧製品の使用感を、今更コメントするのもタイミング遅れというものですが、世間ではよく知られているらしい一つの問題に今更気づきましたのでメモしておきます。
というのは、中古で購入した直後から、シャッターを切って液晶画面で写りを確認すると、画像が真っ暗・真っ黒でがっかり、という現象に時折見舞われました。いや、時折と言うより、かなりの頻度でこの現象が起こります。
netで調べてみると、似た症例がかなりたくさん報告されており、かなりよく知られたトラブルのようです。
自動絞り制御の不具合によるもので、メーカーによる修理が必要なようで、一万数千円の出費を覚悟しなければならないようです。それでは、中古での購入価格と大差なくなってしまいます(トホホ)。
さらにネット記事を探っていますと、自己責任で分解して修理する方法も克明に紹介してあったりします。
後に黒死病異聞、の巻 (2020-02-07)で書いたように、ネット情報を元に、分解して処置したところ、しばらくもち直したのでしたが、やがてほかの不具合も出てきて使用不能になりました。この機種に愛着があったので、しばらくしてまた中古購入し、ある程度の頻度で使いましたがやはりこの個体も同じ現象が発現。今もだましだまし使っている状況です。
あい前後してPENTAX k-s1というAPS-Cカメラを中古購入しました。K-30を始め過去に使用してきたPENTAXカメラの多くと共通のバッテリーが使え、本体重量500g弱(バッテリー、SDカード付きで558g )という軽量コンパクトさは気軽に持ち出せるお散歩カメラとして魅力的、それで約2012万画素、視野率100%のファインダー等々、一定のスペックを持ちながら安価・・・などの特徴に目がくらんだのでした。実は、この機種も黒死病の発現例が多く報告されているらしいのですが、私のものはまだ無事です。
しかし、「お散歩カメラ」としても、「勝負カメラ」としても、なぜか使用頻度が低いまま、ある時、何かの弾みでバッテリー蓋のヒンジ部が破損して、外れてしまいました。どうやら、バッテリー蓋がきちんと閉まっていないと電源が入らず、作動しない仕様になっているらしく、テープなどで固定して使う必要がありました。それが、バッテリーとSSDメモリーカード挿入口の蓋になっており、交換のたびにテープを剥がしたり貼り直したしなければなりません。固定のため、古いハンドグリップを取り付けて使っていました。
最近になって、電池蓋が失くなり、ハンドグリップで押さえただけでは、起動しなくなってしまいました。かつてOLYMPUSカメラの電池蓋が紛失したとき、メーカーからパーツを取り寄せることができた記憶がありましたが、それはOLYMPUS機がの電池蓋が容易に取り外せる(自然に外れることも多い)仕様であったことも影響していたかもしれません。
PENTAXのメーカー情報では、電池蓋というパーツの販売は見当たりませんし、シャーシそのものを取り外しての修理が必要そうで、その種の修理は2万円内外の見積額が想定されそうです。何よりも、おなじみの「修理部品がありません」宣言を聞かされるのがオチとも思えるので、いっそ買い換えも念頭に、ネットオークションや中古ショップを探って、手頃な商品を物色すること数日・・・。しかし、どうにも踏ん切りがつ来ません。
諦めきれず、ネット情報をあれこれ探ってみますと、メーカーは違いますが、電池蓋紛失への対処の記事を見つけることができました。それは、電池蓋が接触するあたりの一カ所に、小さな穴(くぼみ)があり、そこを爪楊枝で押し下げると、カメラが作動するようになる、というのです。
ダメ元でやってみましたら、どうやらうまくいきそうです。爪楊枝で押さえた上をテープで貼り付けルことで、蘇生させることができました。さらにハンドグリップを取り付けるとこんな無骨な姿になります。
このカメラに、レフレックスレンズ(ミラーレンズ)のTAMRONSP500mmを取り付けて鳥を狙ってみようと思いました。OLYMPUSレフレックスレンズE-520より、倍率は低くなりますが、ファインダーの大きさ、見やすさは大違い ですから。
ところで、そのTAMRONSP500mmも、純正でないフードを取り付けていますが、すぐ外れて落ちてしまうので、何度もテープで貼り付けて固定しています。こんな具合です。
これを組み合わせるのですから、まさに「割れ鍋に綴じ蓋」というべきでしょう。
自然環境体験公園でテストしてみました。
すべて、ノントリミング画像です。
割れ鍋なり、綴じ蓋なりに、いい仕事をしてくれます。ただ、言わずもがなのことながら、老眼の目には手動ピント合わせは歩留まりも悪いし、何より疲れます。
一緒に持ち歩いたOLYMPUS E-M1+LUMIX G VARIO 45-200mmだと、比較にならないほど手軽に、一定レベルの望遠撮影をこなしてくれ、複雑な心境にさせられます。
さすがに望遠能力はそこそこですが・・・
トリミングすれば、しっかり使えます。
このボディに、BORGをつないだらどうなるでしょう?
使ったのはこの記事に書いたレンズです。
ガラクタレンズ三昧 DIYレンズ?でマクロ撮影、の巻(2022-08-12)
『手づくりレンズ」 と言いたいところですが それは言い過ぎです。
既成の レンズや 部品を テキトーに組み 合わせた「 DIY レンズ」とでも呼ぶのが 正解 です。
すでに 過去記事でも何度か登場したBORGレンズと「玉抜トキナー」との組み合わせです。
今年の初日の出、初鳥など、の巻(2019-01-04)
PENTAX K10D+ミニボーグ50(アクロマート)というこれまたレアな取り合わせ。しかも、いつもの PENTAX AFadapter1.7X (AFアダプター)によるオートフォーカス化ではなく、YAHOOオークションで入手した全玉抜き(もともと付属しているレンズをすべて取り去った)Tokina AF 100-300mm/5.6-6.7の鏡筒に、アダプターを介してBORGレンズを取り付けるという荒技を実験してみました。ミニボーグ50(アクロマート)は、BORG望遠鏡レンズの中でも、最もリーズナブルな廉価レンズで、EDレンズやFLレンズなど比べると、性能的には歴然とした差がありますが、この写りなら、お値段以上と言うべきでしょう。
飛翔するシラサギ。AFが、このレベルで効きます。
ガラクタレンズ三昧 DIYレンズ?でマクロ撮影(2)の巻(2022-08-12-1)
前回記事のDIYレンズ、ミニBORGアクロマート+「玉抜」Tokina AF 100-300mm/5.6-6.7で、稲葉に宿る朝露を狙うと、マクロレンズライクな写りが楽しめます。
ペンタックスk-30に装着して使いました。
先端のパーツが、ミニBORGアクロマート50mmです。望遠鏡用の対物レンズとして販売されてているもので、もともと白い塗装が施されています。派手さを抑えたくて、100円ショップの黒布布テープを巻いています。Tokina AF 100-300mmのデザインは、シルバーと黒のツートンカラーで、軽量感を醸し出していますが、実際に軽くて持ち運びに苦労がありません。本来のズームリングの操作で鏡筒の長さを調整することで、大まかなピント合わせをしてやると、AFが効いてピント合わせをしてくれます。延長筒などを接続してやると、最短撮影距離を短縮することができるはずですが、全体長が長くなりすぎるのも不格好なのでこの程度の長さにとどめています。
上の写真のカメラ部分が、「割れ鍋」のK-S1に入れ替わります。そして、近接撮影も可能なように、最近入手した延長筒Sをつけました。
軽くて、コンパクトで、取り回しはラク。AFも快適でストレスなく撮影できます。写りは?値段を考えたら、何の文句もありません。
オオバン。
ジョウビタキ♂
望遠性能は控えめですので、トリミングします。
ジョウビタキ♀
「割れ鍋に綴じ蓋」を解説したNET上の故事成語事典にこんな注意書きが添えられていました。
「破れ鍋(割れ鍋)」も「綴じ蓋」も欠陥品を表すため、親しい間柄で使うのは良いが、褒め言葉のつもりでも、目上の人や親しくない相手に使うの失礼である。
そもそも、慰めの言葉ではあっても、褒め言葉という感じはしませんよね・・。今日はここまで。
懲りない遊び、の巻 [カメラ三昧]
今日の記事は一応「カメラ三昧」のカテゴリーに入れてみましたが、決してわくわくする楽しい話題ではありません。
先日、久しぶりにOLYMPUS E-M1というカメラを取り出してみました。久々に取り出すカメラにはよくあるケースですが、キャパシタ電池の充電切れか、キャパシタ電池そのものの劣化か、日付がリセットされていて設定し直さなければなりません。面倒ですが、そうした上で、いったんは使い終えたカメラを、また再び電源を入れると起動しません。バッテリー切れかと舌打ちして満充電してセットし直すと、電源は入るが、また日付がリセットされています。
こんなことを繰り返すうちに、どうやら、バッテリと本体との接触に問題がらしいことが推察されました。いざというときに信頼できないのは困りもので、カメラ店に持ち込んで点検と調整をお願いすることにしました。
ところが・・・古い機種なので部品がなく、修理はできないとの由。店員さん曰く、中古品を探すのも一方法では?とのおすすめに、ついついふらふらと注文してしまいました。
この故障カメラは下取りなどで引き取ってもらえるか聞くと、だめ。部屋のオブジェにでもしてくださいと明暗を授けてくれました。
過去記事を探ってみると、このカメラ、トラブル続きだったことを思い出しました(汗汗)
薄氷を踏むカメラ遊び、の巻(2022-11-27)
マクロ撮影を想定して、OLYMPUS E-M1に、フォーサーズ→マイクロフォーサーズアダプターを介して、フォーサーズレンズのZuiko digital 35mm macroを装着してバッグに入れていたのですが、なぜか作動不良で、カメラがレンズを認識しない場合がしばしばあります。
このカメラのトラブルについては、以前こんな記事に書きました。
A friend in need is a friend indeed、の巻(2022-01-27)
ところで、「いざというときの友こそ真の友」という言葉を、カメラ散歩の際に思い浮かべる機会が、最近何度かかさなりました。
一つは、OLYMPUS OM-D E-M1 が、撮影時に液晶もファインダーも真っ黒にブラックアウトする現象が時々起きていたのですが、先日の散歩の時もこれに見舞われ、シャッターチャンスを失いました。悔しいので、カメラ店に持ち込み修理を依頼したところです。修理見積もりがハガキで送られてくるそうで、その金額を見た上で修理するか否かを最終決定する予定です。それから数日になりますが、まだ連絡がありません。パソコン(HDD)修理に予想外の経費を費やしたばかりなので、大変痛いですが、破れかぶれの気持ちも湧いてきています。
10日遅れのセツブンソウ、の巻(2022-02-14)
鳥に出遭ったときに備えて、もう一台 持参したカメラがあります。 オリンパス M-D E-M1+OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 70-300mmという組み合わせです。
実はこのカメラ、OLYMPUS機としては上級機に属するため、ネットで価格を見比べて、お買い得物件を 中古で入手したのですが、どうも何かと調子が悪く、 肝心な時に ブラックアウトし 言うことを聞かなくなることがしばしばありました。 機嫌をとりながら、我慢して 使ってきたのですが、不満がつのり、 思い切って修理に出したのでした。
昨年末の パソコンハードディスクの修理(データ復旧) の一件以来、 出費にたいする感覚が麻痺し、少々のことでは 驚かなく なってしまったせいか、 カメラの 修理代金2万円強と聞いても、二つ返事で修理を依頼してしまいました。これまで購入した 中古カメラ やレンズ の代金に匹敵またはそれを凌駕する金額ですが、現在所持しているOLYMPUSカメラがいずれも一部破損や部品欠落などの損傷を被っている中で、新たに購入するかそれともいずれかを修理して使うかと考えた場合、この機種に応分の投資をするのが最も費用対効果がまさっているのではとこじつけて決断した次第です。
新カテゴリ-「カメラ三昧」、の巻(2022-02-28)
さて先日、中古カメラの購入代金にほぼ匹敵しそうな修理費を投入して、OLYMPUS OM-D E-M1を 修理したことを書きました。
その前後の顛末を、一くさり愚痴らせて下さい。
正月に写した、家族の集合写真をプリントするため、立ち寄ったカメラ店で、プリントが仕上がるまでの 待ち時間に、中古カメラの展示棚を何気なく眺めておりましたら、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6の中古品が、お手頃価格で展示してありました。
これはずっと以前 マイクロフォーサーズ機を 使い始めた頃に、やはり中古で手に入れて 使って いて コンパクトさと 操作感の良さ そして写り具合もまずまず 満足できる印象を持っておりましたが 、ある時、落下事故のために鏡筒が致命的に損傷し、使えなくなっていました。(中略)また、測距方式にコントラストAFを用いる多くの マイクロフォーサーズ機では、どうしても測距に手間取る傾向がありましたから、オリンパス マイクロフォーサーズ機で 鳥撮りに挑む 頻度は低くなり ペンタックス機 の使用機会 がおのずと多くなりました。
しかし、 OM-D E-M1は、ハイスペック機だけあって コントラストAFと撮像面位相差検出AFを両方搭載する「DUAL FAST AF」とやらを備えていて、フォーサーズ レンズとの マッチングも 優れているそうなので、このZUIKO DIGITAL ED 70-300mm やZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro.( これも 初代は破損して、中古で買い換えました)を活用しつつ、その一見望遠レンズとはとても思えない 軽量コンパクトさが特長のM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mmを、 OM-D E-M1の 常用レンズとして装着しておけば ポケットに入れて 散歩をすることだって可能だ と思えたので 喜んで買って帰ったのでした。
こうして、OM-D E-M1の全面的な活用をはかろうと夢を膨らませていた矢先に、重篤な 故障がはっきりし、痛い 修理 となった次第でした。
そんないきさつで、修理あけ以来、 私のブログの 掲載写真も、特に、撮影データを 明らかにしていない場合も含め、 OLYMPUS E-M1 機によるものが かなり増えました。長ったらしい引用になりましたが、こうやって今年の初め修理したOM-D E-M1なのですが、またまた大事なときにブラックアウト現象を発現してしまいました。前回の修理前の状況と違うのは、m.zuikoのレンズは問題なく使用できることです。で、試しにマウント変換アダプターの電気接点あたりをティッシュで磨いてやったり、ガチャガチャッと接続部をつなぎ直してやると、うまく作動したり、安心しているとまたブラックアウトが再現したりします。そんな薄氷を踏むような作業で写したマクロ画像を載せておきます。
これまで、しばらく使わないでいたわけは、そう言えば、このカメラが気まぐれなじゃじゃ馬だったせいだったと、ようやく思い出した次第です。
さて、注文していた新機(中古ですが)がやっと手に入りましたので、すこしばかり具合を試してみました。
11月8日の撮影実験報告です。
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8で通りすがりの建物を写す
望遠系のLUMIX G VARIO 45-200mmで、自然環境体験公園を歩きました。
今日はこれにて。
高倍率ズームレンズと歩く岡山後楽園、の巻(2) [カメラ三昧]
昨日は、PENTAX k1Ⅱ+TAMRON AF28-300mm F3.5-6.3 XR Diを持って、後楽園周縁遊歩道を歩いた記事を書きましたが、今日はその続きです。公園内の写真をご紹介します、
園内から見える岡山城です。
今日の付録、いずれもトリミング画像です。
シジュウカラ
赤とんぼ
ギンヤンマ
今日はこれにて。
高倍率ズームレンズと歩く岡山後楽園、の巻 [カメラ三昧]
「高倍率ズームレンズ」であるTAMRON AF28-300mm F3.5-6.3 XR Di ( A061P)についての話題は、あてどなき「お散歩カメラ探求」、の巻に少し書きました。
そうこうするうちに、PENTAX k1Ⅱをお散歩に持ち出す機会もしばしばある中で、フルサイズ機であるならば、28mm始まりのZOOMレンズも、広角は十分ではないか?昔使っていたTAMRON28-200mmでも便利だったが、その後ポピュラーになったTAMRON28-300mmはお散歩用に使えないだろうか?などという悪魔のささやきが聞こえてくるようになり、ネット情報を探るうちに、TAMRON28-300mmとPENTAX istDLをセットにしたオークションが一万円ちょいで出品されていました。今更画素数わずか600メガピクセルの、旧機種に何の価値があろうか?最初に入手したデジタル一眼istDが、経年とともに性能的にも見劣りするようになり、いくつかの不具合を口実に買い換えたことを忘れたのか?しかも、istDLは、その初代istDの廉価版で、機能も性能も格下なのに・・・、と、理性の声は解くのですが、ついポチってしまいました。高額入札者があらわれてくれたら諦めようと、イヤむしろ品物を手に入れた後でトホホの気持ちに苛まれるよりは、高額入札者があらわれてほしい、とまで思ったのですが、幸か不幸から落札してしまい、昨日商品が届きました。
istDLによる「作例」は、昨日の後楽園写真でも、いい線いってる感じがあります。その時同時に持ち歩いた、PENTAX k1Ⅱ+TAMRON AF28-300mm F3.5-6.3 XR Di での作例を、今日はご覧ください。
まずは、後楽園周縁散歩道から見える岡山城。広角から望遠まで、自由自在です。いずれもノートリミングです。
モミジはもう少し先のようです。
今日の付録。烏城(岡山城の別称)の烏。
今日はこれにて。