SSブログ

いまさら「GTO」、の巻 [日録]

昨日に続き、穏やかな陽気を感じる朝でした。でも、午後からはまた雨の予報です。つかの間の晴れをのんびり味わおうと、重いカメラは持たず、小一時間のプチ朝散歩を済ませました。


ポケットに入れたRICOH gx200の画像です。


R0010286


R0010287


R0010288


確かに春めいてきましたね。


先日ツバメの姿を見かけたと書きましたが、ここ数日は、我が家の軒下の定位置に、巣作りの準備を始めているようです。




さて、今朝の「しんぶん赤旗」のこんな記事がめにとまりました。


sorimati


この反町隆史さん、なじみの薄い若手俳優さんとして、長い間、意識の外にありました。今から20年以上も前、ちょうどノストラダムス騒ぎ・ミレニアム騒ぎが世を賑わせていた前後、私は定時制高校に勤めていました。その頃若い同僚に、今生徒たち若者に一番人気のあるヒトってだれでしょうねえ?」と尋ねると、間髪入れず「反町隆史でしょう」と答えが返ってきました。私の中に全く予備知識のなかった人名だったことが、余計に鮮明に記憶されています。


今確認してみますと、テレビドラマ第一期「GTO」が放映されたのが1998年だそうですから、ちょうどその頃のことでしょう。「GTO」と言う番組は、「グレート ティ-チャ- オニヅカ」というネーミングからしてふざけていて、教育や教師を茶化し嘲弄することでウケを狙った軽薄なフマジメ番組であろうと想像して、もちろんリアルタイムで視聴したことはありませんでしたし、これが人気を博しているという現象そのものも、軽佻浮薄な「ミーハー」連中によって動かされている風潮の反映かと思われて、苦々しく横目で眺めていたものでした。


ところで「ミーハー」という語についてこんな記事を書いたことがありました。


ミーハー雑感、の巻:ナードサークの四季:SSブログ (ss-blog.jp)


(2017-11-14)


「ミ-ハ-」という言葉を使うことがありますが、その意味はよく知りません。
ウィキペディアにはこうありました。

ミーハーとは、世の中の流行や芸能人の動静に今まで無知の人が熱中したり、影響を受け知ったかぶりの行為をする者(主に若年の女性)に対しての呼称である。通常はカタカナで「ミーハー」と表記するが、かつてはみいはあ、みいはあ族などと呼ばれた事もあった。昭和初期に生まれた俗語であり、テレビが普及し始めた1950年代後半、大宅壮一が唱えた「一億総白痴化」とほぼ時期を同じくして用いられた。元々は低俗な趣味や流行に夢中になっている教養の低い者や、そのような人を軽蔑して言う蔑称で、特に若い女性のことを指していた。現在では男性にも使われる言葉である。最近の用法としては、「ある事象に対して(それがメディアなどで取り上げられ)世間一般で話題になってから飛びつく」という意味でのものがほとんどである。
語源    文献によってはみいちゃん・はあちゃんの略として、当時の女性の名前は「みよ」「はな」など「み」「は」で始まる名前が多かったことから。
みいはあを音階のドレミファとかけたもの
英語の「Me」&「Her」から。
などの説も唱えられている。


さて私こそ、生粋の「ミーハー」であることは、最近自覚することが多く、TVドラマ「相棒」シリーズを全作録画視聴している事実からも、ミーハーぶりが露呈してしまいます。「陸の孤島・人材の墓場=警視庁特命係」の杉下右京と組む代々の「相棒」は、それぞれ個性的なキャラクターで飽きさせませんが、反町隆史さんが、法務省のキャリア組エリートの地位を捨ててヒラ刑事に転身する冠城亘を演じたシリーズから、一気に身近な俳優さんの一人となってしまいました。


そんななか、上の新聞記事で紹介されている[GTOリバイバル」の放送に先駆けて、過去作の「GTO」が連続的に放送されることに偶々気づいて、すべてを予約録画し、最初から一息に視聴しつつあります。まだシリーズの途中で、何回分かの放送がまだ残っていますが、かつて「軽薄なフマジメ番組」と決めつけていた先入観は、大きく崩れました。むしろ、ハスに構え、照れながらも、人生の意味や生きる希望を、そしてあるべき教育・教師の姿、温かく真面目に語りかけようとする佳作であったことに気づかされ、不明を恥じたことでした。


作品には、あれこれの世相批判や揶揄が散りばめられていますが、「金八先生」ファンとおぼしき熱血教師(もどき)が、戯画化され、手厳しくやっつけられており、金八先生型献身に教育者としての矜持を感じていた身にとっては、いささか居心地の悪い思いもしました。もちろん、「もどき」は「もどき」であって、純正の価値が泥にまみれるわけではないのは当然ですが、今の時点での金八先生型接近が、教育現場でどう捉え直されるべきか、再考の余地はあると考えています。




「金八先生」に関連して、とりとめもなく、こんな過去記事を思い出しました。


ちょっとあかるい気持ちになりました、の巻:ナードサークの四季:SSブログ (ss-blog.jp) 2020-01-26


今日は午前中、教育研究の会がありました。

開会挨拶で、職場の多忙に触れたHさんは、同僚間でも「お忙しいところすみませんが」と声をかけてから用件を告げるとか、放課後質問に応じた帰り際、生徒が「お手間を取らせて申し訳ありません」と慮ってくれたとか、リアルな実情を紹介してくださいました。

目当ては、「学校の日常を『見える化』する-教育活動の持続可能性をもとめて-」と題した内田良氏(名古屋大学准教授)の講演。

(中略)

右からの「教師は聖職」という無償労働のおしつけ論にはくみせずとも、「生徒のために、みずから進んで献身的に尽くす」ことは、教育労働の醍醐味であり、教育という営みの本質的特性ととらえる思いが、多かれ少なかれ私(達)の中にはありました。「加熱するのは魅力があるから」「子どものため。自分は楽しい。好きでやっている」を問い直し、リスクを除去するマネージメントが必要。「教育は無限、教員は有限」だから、全部意義があるから捨てられない状況を転換し、優先順位をつけるべし。深くうなずかされました

元気をもらった二つのエピソード

その1)教師の働きかた改革、予想以上に応援団が多いという例。

概要を「netgeek」から引用します。

news zeroで紹介された教師の労働改革について、タレントの若槻千夏(35)がその内容に真っ向から噛みついた。ネット上で批判の声があがっている。

自身は2児の母でもある。

出典:https://www.instagram.com/p/Bv1SsduDZmM/

番組では愛知県の小学校教師が出演し、教員不足に悩む学校が労働改革に取り組んでいるという話を紹介した。具体的には「6時以降は学校の電話に出ない」「留守番電話をつける」「時間外に何かあっても親の役目、万引きなら警察の役目」と対応方針を改め、「勤務時間を超えて教員がやることは今後なくなっていく」と総括した。

以前から劣悪だと指摘されることの多かった学校の先生の労働環境が改善されるのは良いことに思えた。しかし、ここで若槻千夏が母親の視点から反対し始める。

若槻千夏の発言まとめ
・えーなんか寂しいですけどね
・子供が帰ってこないときに探して見つからないときに親は学校に電話する
・だってごくせん見て育ったんでしょ?
・ちょっと皆さん!金八先生見たでしょ?
・そんなビジネス化しちゃ駄目ですよ

この意見に対し教師は「金八先生のやり方を続けてきたから学校の先生になる人がいなくなった」と返答。労働環境を改革する必要があるという主張は一貫しており、スタジオも若槻千夏を除いて納得する。
「良い案だと思います」という言葉が飛び交う中で、若槻千夏は「そこが全てじゃないですよ!もっと減らせばいいところがあるじゃないですか?私はそこじゃないと思う!」と強く言い続けた。

出典:https://www.instagram.com/p/BwzPv3fFOJF/

放送終了後、ネット上では「若槻千夏の言い分はおかしい」と非難轟々の嵐に…。ネット上の声をざっとまとめると以下の通り。

・先生に限らず、サービス残業をしろと要求するのはおかしい
・過剰な要求をする一部の保護者がいることが問題
・何でも先生の責任にすべきではない
・ごくせんと金八先生はドラマという作り話の世界だ
・モンスターペアレントかと思う
・保護者だけど若槻千夏は間違っていると思う
教師というのは趣味でやっているわけではなく、あくまで仕事。しっかり時間で線引きすることはさほど悪いことではないと思うのだが…。

画像1

一昔前なら、時間外に対応しない学校・教師にこそバッシングが浴び競られたかも知れません。今、全く逆の現象が起こっているのは、それだけ教師の労働環境の酷さが、周知のものとなっているのでしょう。




昨日の地元新聞に、県教委による新年度の教員人事の発表が掲載されました。


65歳定年制の実施に向けて、段階的に定年年齢が引き上げられる過渡的措置で、今年度は定年退職車はありません。・・・が、少なくない退職者のお名前が発表されています。つまり、定年によらないここの事情で退職された方です。中には、親しい元同僚のお名前も複数見いだされます。ご事情は様々でしょうが、心身の疲弊その他で、早期退職を選ばれた方もあるかもしれません。


昨日は、その方々に、退職者親睦・交流組織への加入をお誘いする手紙を、手分けして印刷・郵送しました。


疲れ切って退職を迎えたとしても、十分休養をとり、エネルギーを蓄えながら、「第2のステージ」を有意義に楽しむ場や機会を、ささやかながらもみんなで作っていければと思っています。元気な退職者の姿を見てもらうことが、現職の泯さんをも励ますことにつながればいいなと思ったりしているこの頃です。


今日の付録。


IMGP6112


IMGP6096


IMGP6097


IMGP6106


IMGP6108


春休みになった孫たちに遊んでもらえて、カナヘビもうれしそう?です。今日はこれにて。


nice!(28)  コメント(0) 

nice! 28

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。