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あてどなき「お散歩カメラ探求」、の巻 [趣味]

面倒なパソコン仕事が少し片付いたようです。一つは、以前書いたこれらの記事と同じく、大の苦手の会計処理。


畑仕事と灰色の事務仕事、の巻(2016-09-21)


今日の作業は、もう一つ。お手伝いしている年金者組合支部の会計処理。大の苦手分野です。領収書その他を整理して、一年間の決算と次年度予算を仕上げ、近く開かれる支部大会にそなえます。
せっかくの秋晴れを横目にしながら、室内での作業に追われて、今日は散歩ができませんでした。


     

諸事多端、の巻(2021-08-12)


孫たちの夏休みは、ジジババにとってはそれなりに忙しいです。年は重ねても、夏休みは忙しいです。幼少時ほど、みっちり託児所業務に携わる必要はなくなりましたが、小学生は夏休みの宿題を持って我が家に滞在しますし、中高生にも、昼ご飯を提供すべき日も多いですので。

それとは別に、退職者の身には、平日休日の別なく「貧乏暇なし」を痛感することが多く、とくにこのところなぜだか忙しく、スケジュール帳をめくるとこんな有様。

(中略)

8月3日 年金者組合地元支部の定期総会。これにあわせて会計処理とか、活動経過のまとめとか、なかなか手間暇と気疲れを伴う作業が必要で、かなり消耗しました。


上の記事から読み取れますように、年によって大会(総会)の開催日程がまちまちなのは、主に準備(特に会計処理)の進捗具合によるもので、皆様にご迷惑をおかけします。今年は9月の中旬過ぎに予定しており、なんとか準備が整いました。


ほかにも、停滞中だったパソコン仕事が二つ三つ片付いて、少しゆとりが生まれましたので、久しぶりの記事更新です。




さて今日の記事。意味不明の奇妙な表題のココロは?


つらつら思い返すに、私の過去記事における機材ネタの中心テーマは、どうやら「理想のお散歩カメラさがし」であったかもしれません。最初から被写体が絞られている撮影には、広角、望遠、マクロなどなど、相応の「装備」で望むのですが、私が求めるお散歩カメラの場合は、軽快コンパクトで、しかも一定程度の写りの水準を確保しながら、あらゆるシチュエーションに対応したい、そして、資金投資はあくまでも小遣いの範囲で、という欲張りな注文に応えるための堂々巡りを繰り返しているように思います。


ところで、私の中で一応完結していた到達点は、フィルム時代のPENTAX Zシリーズに、タムロン28-200mmというお便利ズームレンズのコンビだったことを、最近続けてご紹介したベトナム旅行の写真から思い出しました。これで、日常生活で遭遇するほとんどの場面に対応でき、ほとんど不都合を感じなかったのでした。鳥撮りとか、特別のマクロ撮影とかには、別のアプローチが必要でしたが。


その後デジタルの時代になり、APS-Cのイメージセンサーサイズでは、28mm始まりでは広角が弱く、18mm始まりのレンズが必要となりましたが、金銭的理由から、ようやく手が出る18mm-125mmを、しばらく使いました。事情は、この記事のごとくです。


晴れたるも曇りたるも佳し夏散歩(2014-07-14)


k10+シグマ18-125mm。
このレンズは、istDのために デジタル用途で最初に買ったレンズです。デジタル一眼は、レンズ交換時に撮像素子にゴミが入りやすいので、交換は避けた方がよいと教えられ、一本でまかなえるレンズをと、購入。フィルムカメラで使っていたtamron28-200を流用することも考えましたが、広角が弱いので。

望遠域が125mmでは物足りないのですが、200mmをカバーするレンズは価格的に手が届かないので、これで我慢しました。

結果オーライで、よく活躍してくれました、、、が、最近は何かと出番が減りました。

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その後、価格もこなれたので、tamron18-250mmを中古で購入し、かなり頻繁に利用したのですが、ついにこんな有様になってしまい、使用不能となりました。


トホホの続き、の巻(2022-07-30)


携行したのは、Pentax K 30 にタムロン 18 -250mm 。 その日に出会うような大抵の被写体は、 18-250mm の ズーム域で 事足りる つもりだったのですが、 どういうわけか、このレンズ、いざ使おうとするとレンズが 18mmの最広角域で固定され、 ズームが少しも動かなくなってしまいました。 ロックボタンが付いているのですが、これを解除してもなおりません。 広角域の写りは それなりに 満足のいく 出来栄えですが、 高倍率レンズとしては いくらコンパクトな 機種 とはいっても、 広角撮影だけのために このレンズを持ち 歩くのは 鶏を割くに牛刀を用いるの類で、 いささか滑稽でもあります。(中略)

    

このレンズ、私にとって必要不可欠であるかどうかは確信が持てませんが、しかし便利なレンズであることは間違いがないので 、 しばらく 迷った末に 、カメラ屋に修理依頼をすることに しました。
店頭に持ち込み、修理の 相談をすると 店員さんが早速 メーカーと連絡を取ってくれました。修理 が可能かどうかの確認をしてからメーカー送りにするのが よかろうとの配慮からでした。 その時のメーカー側の返事は、 古い製品なので、 部品が 保管してあるかどうか確認したうえで、改めて修理可能かどうかの連絡をする とのことでした。 修理が可能なら メーカー送りにするということで、店頭預かりをお願いして帰りました。

と、その日のうちに カメラ店から電話があり、メーカーには 部品が無く修理不能との由。 お預かりしてるレンズはそのままお返しします とのことでした。

カメラ店を訪ねる前は、敢えて修理代金をかけてまで 修理を依頼するかどうか という点では悩みましたが、 修理不能という結論は想像もできませんでした。 古い製品とはいっても、私のなかでは比較的新しいレンズのつもりでした。

上のメーカーサイトの情報によると、と2010年に生産終了 となっているようです。なるほど10年以上も前の製品なら、部品がないというのも成り立つのでしょうかね。
ところで、私が購入したのはいつだったか、気になったので調べてみました。amazon, 楽天 ,YAHOOショップ,キタムラカメラなどの購買履歴をしらみつぶしに確かめたのですが、見つかりません。(YAHOOショップは、7年以上遡れないのでそれ以前の購入だと履歴に記載されていません)

ネットオークションの記録も、以前は履歴がたどれたような覚えがありましたが、現在のシステムでは、ごく短い期間のものしかたどることができません。一つのアイデアとして、取引相手からの「評価」を丹念にたどっていけば取引商品名も記録されているはずと、何年間かにわたってネット取引の記録をたどり記憶を飛び起こしては感慨に浸っては見たのですが、これも徒労でした。
ちなみに、私のブログでこのレンズが登場するのは、どうやら2014年頃からのようです。たとえばこんな記事の前後が初出のようです。

夕焼け その4(2014-10-20)

夕焼けシリーズも4回目になります。

昨日の夕方、町内のはずれまで散歩の足を伸ばしました。

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空と川を染めて夕日が西に傾くのを、橋の上から見るのが好きなのですが、歩くとちょっと遠い。車だと、駐車場所に困る。自転車で行くのが便利です。でも、「散歩が主、撮影はついで」というコンセプトを改めて確認し、敢えて歩くことにしました。

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(中略)

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上の写真は、pentaxk5+タムロン18mm-250mmで撮影しました。


疑問を残して終わるのも目覚めが悪いので、2013年から2014年頃を中心に、当時の着信メールを逐一ひもといてみることにしました。すると、ようやく、2014年9月18日(木)付のメールで、ネットオークションの取引の記録をみつけだすことができました。

kazg様

おめでとうございます!
商品「★超美品!★ TAMRON AF 18-250mm F3.5-6.3 Di2 A18 PENTAX♪★」を落札しました。

※このメールは今後必要になる場合がありますので、必ず印刷または保存しておいてください。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃■落札したオークションの情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

商品:★超美品!★ TAMRON 18-250mm F3.5-6.3 Di2 A18 PENTAX♪★
オークションID:◎◎◎◎◎◎◎◎
終了日時:9月 18日 22時 51分
---------------------------
希望数量:1
落札数量:1
落札単価:16,500 円

私にとっては、それ以来8年弱の付き合いになります。ちょいとしたお出かけの時などの常用レンズとしてしばしば使用し、当ブログにも頻繁に撮影画像を載せました。我が家のレンズの中では比較的新参者で、深い愛着を覚えるまでには至っていないのも事実ですが、使えなくなってみるとしみじみ残念さがつのります。

たちまち、ちょっとしたお出かけ時の常用レンズをどうするかに悩みます。


     かかる状況は今なお変わらず、TAMRONまたはシグマの18-250mm をもう一度中古で買おうか、それとも望遠域270mmまでのズーム機を、PENTAX純正も含めて探そうか?などと、中古ショップやヤフオクの情報をしばしばチラ見しながら、決心がつかず今日に至りました。


そうこうするうちに、PENTAX k1Ⅱをお散歩に持ち出す機会もしばしばある中で、フルサイズ機であるならば、28mm始まりのZOOMレンズも、広角は十分ではないか?昔使っていたTAMRON28-200mmでも便利だったが、その後ポピュラーになったTAMRON28-300mmはお散歩用に使えないだろうか?などという悪魔のささやきが聞こえてくるようになり、ネット情報を探るうちに、TAMRON28-300mmとPENTAX istDLをセットにしたオークションが一万円ちょいで出品されていました。今更画素数わずか600メガピクセルの、旧機種に何の価値があろうか?最初に入手したデジタル一眼istDが、経年とともに性能的にも見劣りするようになり、いくつかの不具合を口実に買い換えたことを忘れたのか?しかも、istDLは、その初代istDの廉価版で、機能も性能も格下なのに・・・、と、理性の声は解くのですが、ついポチってしまいました。高額入札者があらわれてくれたら諦めようと、イヤむしろ品物を手に入れた後でトホホの気持ちに苛まれるよりは、高額入札者があらわれてほしい、とまで思ったのですが、幸か不幸から落札してしまい、昨日商品が届きました。


今日の記事、トホホ話となるか自慢話にできるか、紙一重のところですが、ともかく「作例」をご覧あれ。


まずは、istDL+TAMRON28-300mm。最大望遠域の300mm付近で写すと・・・


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これは、昨日の日曜日来訪中の3歳児の孫がばあばとともに捕まえたちょうちょを、部屋の中で逃がしてやったところ、天井の照明器具の傘のところに止まった様子。ノントリミング画像です。APS-Cカメラで300mmだと、相当の望遠効果が生まれますね。低感度には強くないistDLですから、室内の暗さで、写りはいまいち不満足ですが、ルリタテハであることはお分かりいただけるでしょうか?


当初の目的であるk1Ⅱで試してみますと・・・


300mmでも、そのままでは豆粒ほどの小ささになりますので、かなりトリミングしています。精細度ではやはり当然ながらk1Ⅱが上回るようです。


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istDLを生かす道はないかと、SMC pentax DA1:1.8 50mmをつけてみます。


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やはり屋外の撮影のほうが性能を発揮できるかもと、今朝の景色を写しててみました。やや広角のSMC pentax DA 35mm(f2.4)を使いました。


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ccdカメラの味、とまで言い募る気はありませんが、心地よい画像です。


istDL、しばらく使ってみます。


さて、本来のテーマである「お散歩カメラ」の首尾は?


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広角域の写りは満足できます。


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中望遠域(135mm)もOKでしょう。


このレンズ、正式名称はAF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061) といいます。つまり、”MACRO”の名が冠してあるように、最短撮影距離が0.49m(全域)と謳ってあります。しかし、実際にはマクロ撮影は、なかなかピントが合ってくれません。


でも、これくらい写れば良しとしましょうか。いずれもトリミング画像です。


ツマグロヒョウモン♂


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イトトンボ


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ハートイトトンボ


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若スズメ


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ツチガエル


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秋の作物のために耕した畑に、たくさんいます。


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今日の散歩でもカワセミに会いましたが、ちょっと遠く、なかなか鮮明には写りません。かなりトリミングしてもこの大きさです。フルサイズ機では、300mmレンズでの鳥撮りは、やはり難しいようです。


K1IM0376


結論的には、pentax k1Ⅱ+TAMRON28-300mmという組み合わせは、「お散歩カメラ」として、アリだと思います。ただし覚悟の上とはいいながら、少々重いです。


今日はこれにて。


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なおも自由研究は続くノダ、の巻 [趣味]

お盆をめがけて台風7号が接近中です。


接近前の昨日、お墓参りはできました。


お盆休み中の大阪の次男も一緒です。


帰りに、長福寺三重塔に立ち寄りました。


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睡蓮が静かに咲いています。


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大学生の孫は、飛行機が欠航で、帰省は2.3日後になる由。この一家は、後日、改めて墓参りに行く予定だそうです。




学生時代、試験の最中に限って、いつもは澪向きもしない読書に手を出したり、急ぎでもない要件に着手してみたりするのは、「あるある」かもしれません。年を取っても、急ぐべき用事を後回しにして、とりとめのない趣味・道楽にあたら時間を費やす習癖は、いつになっても収まりません。あれこれ撮影機材をいじる遊びの堂々巡りが、まだまだ続いています。


アダプターを用いての機材の組合わせ実験の興味はあらぬ方向へと発展します。機材蔵に眠っているペンシルボーグ25を、GXRにつないでお散歩用に使えないかと、思いつきました。何か新しいアイディアのように思えましたが、何のことはない、相も変わらぬ二番煎じ、三番煎じのお粗末です。


例えばずっと以前にこんな記事を欠いていたことなどすっかり忘れておりました。


ガラクタ較べ続きます、の巻(2018-10-14)


今日持って行ったカメラシステムはこんなヤツ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

異様な風体です。

右からリコーカメラGXR+MOUNT A12(ライカM互換マウント)+PENTAXKマウント変換アダプタ+pentaxヘリコイドエクステンションチューブ+oasis CAMERA MOUNT forPENTAX KM+OASISk36.4→m57/60AD+ペンシルボーグ25という、怪しいシステムです。

単眼鏡サイズの望遠鏡レンズを写真撮影に使うという、遊び心たっぷりのシステムですが、こんな写真が撮れます。

カマキリ。

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まだまだガラクタ較べ、の巻(2018-10-15)


帰ってきた小学生の孫が、庭のカナヘビを捕まえました。

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トリミングして大きくします。

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下は、前回紹介したペンシルボーグp25で写しました。

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(中略)

妹(右)も、こわごわ持ってみます。

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マニュアルによるピント合わせは骨が折れますが、画像の鮮明度はなかなかのものです。わずか15,000円ほどの、見た目もおもちゃのようなレンズで、これだけの写りは感動ものです。生産中止になっているのは残念です。


このペンシルボーグを久しぶりに使ってみようと取り出してみましたが、これをカメラと接続するための部品が、どこかに紛れて見当たりません。あり合わせの代替品をいろいろ試しますが、うまくいきません。BORG 【7457】M57→M57ADというパーツがあれば解決できそうですが、送料込みで4000ー5000円ほどかかりそう。迷いましたが段電子真下、そして思いついたのが、粘着テープで固定する原始的手法。


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人様には見られたくない姿ですが、まあまあ写せます。


この被写体は、大阪帰りの五歳の孫。


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ROCOH GXRには内蔵フラッシュがあったのでした。


PENTAXQ+ロシアレンズインダスター61だとこう写り


ます、


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しばらく会わないうちに大きくなりました。


この子のためにパパは、庭のカナヘビを飼育を試みようとしています。ペットショップで売っているトカゲ用の餌を与えてみますが、なかなか難しそう。


過去ブログに載せたカナヘビの写真を再掲させていただきます。


は虫類が苦手な読者様は、どうぞご用心ください。


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日本維新の会の馬場伸幸代表が、7月23日に出演したインターネット番組で、日本共産党について「日本からなくなったらいい」と発言した件。備忘的な追加メモです。


「考えの違う他党の意見も尊重するのが民主主義のあるべき姿で、馬場氏の発言は他党、ひいてはそれを支持する有権者をも否定するものだ」(法政大大学院白鳥浩教授のコメント「朝日」7/25)


 


「民主主義をどう思っているのか。共産党を支持する人がいて、何万人、何十万人が選挙で投票している。それが国の代表に名乗りを上げている」(7/25文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」)


 


「他党を『なくてもいい政党』と言う。これはけしからんですよ」(7/25TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」で森本氏)


 


「政策で議論すべきで、発言は撤回すべきだ」「(第2自民党でいいとの発言について)本音が出た。自民党の『別動隊』と言い切った」(コメンテーターの酒井綱一郎「日経ビジネス」元編集部長)


 


「いろんな意見があって、一致点を見つけていくのが民主主義の最も基本のところ。全くそのことが分かっていない。立憲民主党に対する発言も含めて撤回を求めたい」(7/25立憲民主党 岡田克也幹事長)


 


「『共産党はいなくなったらいい政党』と言う者が公党の代表である事に強い危機感を禁じ得ません」「民主主義そのものを否定する危うさに黙っていてはならない」(立憲民主党 原口一博元総務相ツイッター投稿)


 


「共産党は政策や考え方が私たちとは全然違うが、違うからと言って無くなってよいとは思っていない」「多様な意見があるのが政治の世界であり、いかに合意形成していくかが政治の大事な役割ではないか」(7/28 公明党北側副代表)


 


いなくなってほしい人間に向けて小さなスイッチをカチと押す。すると、相手はたちまち消えうせ、もともと存在しなかったことになる。「どくさいスイッチ」は『ドラえもん』(藤子・F・不二雄さん)のひみつ道具の中でもおっかない▼野球でのへまをののしられた、のび太はつい、ジャイアンを消してしまう。次にスネ夫を。最後には、「だれもかれも消えちまえ」。結果、世界にいるのは自分独り。子どものころに読んで震えた人もいるか▼日本維新の会の馬場代表。五十八歳は小欄と同じ世代だが、『ドラえもん』は読まなかったか。最近のインターネット番組で共産党について「日本からなくなったらいい」と述べたそうだ▼立憲民主党には「立憲がいても日本は何もよくならない」。公党に対し、のび太のような「消えちまえ」は聞き捨てならぬ▼他党の主張や政策に批判を加えて自分たちの意見をぶつける。それはよい。考え方の違う者同士が互いの意見をぶつけ合い、よりよい方法を探る。それこそが民主主義の肝だが、その発言は対立する党の存在自体を否定してしまっている。別の考え方はいらぬ、消えろ。そう言っているのも同じだろう▼漫画ではドラえもんが消えた人々を取り戻す。反省した、のび太の言葉が印象に残る。「まわりがうるさいってことは、楽しいね」-。馬場代表、よかったらお貸しする。(7/29 東京新聞コラム「筆洗」)


 


ハヒフヘホー。その一言だけで、子どもたちは大喜びだ。アンパンマンの敵役ばいきんまんは、あまり悪者らしくない。ドキンちゃんのわがままに振り回されてばかりだし、「とどめだ!」と叫ぶわりに、アンパンマンをとことんやっつけたりはしない▼それはお互い様であるのだろう。アンパンチを打たれても、ばいきんまんは自分の家に逃げ帰るだけだ。どちらも徹底的には打ちのめさない。「その手前で止めるということが、ぼくは大事だと思っています」。作者はそう語っていた(『やなせたかし 明日をひらく言葉』)▼今年は、アンパンマンが絵本に登場して50年、やなせさんが亡くなって10年という節目だそうだ。改めて作品を読んで感じるのは、絶対の正義などどこにもないのだ、という「共生」のメッセージである▼翻って、いま私たちの目の前にある政治はどうだろう。「共産党はなくなったらいい」。日本維新の会の代表が放った言葉に、ため息がでた。政策論争ではなく、政党の存在そのものを否定するような発言は見過ごせない▼そうでなくても、自らの支持者にしか向き合わない国会議員が目立つ昨今である。広く国民の代表として熟議を重ねる。分断を避け、合意を探る。そんな民主政治の基本をよもや忘れてもらっては困る▼「正義でいばっているやつは嘘(うそ)くさい」とも、やなせさんは言った。自分だけが正しいとの排除の政治に陥れば、ばいきんまんに嗤(わら)われるだろう。ははは、ハッヒフッヘホーと。(8/1 朝日新聞「天声人語」)


今日はこれにて。


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堂々巡りの"自由研究"、の巻 [趣味]

朝の散歩は、健康のために課している義務ともいえます。が、暑さにめげて、なかなか実行に移せません。


早朝六時前後に歩いても、帰り着くと汗のために着替えが必要です。ただ、ここ2ー3日は、遠くを通過した台風6号の影響による強風で、涼しさは感じています。といっても、尋常の強風ではなく、いろんな物が飛ばされたり倒されたりして、身に危険を覚えるほどです。


義務感で歩くだけでは気が進みませんので、いささかでも楽しみを得ようと貪欲になります。あれこれ考えるうちに、しばらく使わないでいたPentaxQと後継機のQs1を引っ張り出してみました。さすがに電池が消耗していて、充電して挿入しても、日時情報などが消えてしまっています。


何を思いついたかというと、前回記事で紹介したロシアレンズインダスタ-を着けてみてはどうかという”自由研究”のアイディアです。衝動買いで、ライカ→PENTAXQマウントアダプターを注文してしまいました。


これが手に入るまでの間、ひさびさにPENTAXQ S1を持ち出してみました。


8月9日の朝散歩の画像です。


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ペンタックス Kマウント用アダプターQを介して、カメラ庫の奥にあったマニュアルオールドレンズPentax M1.7 50mmを装着しました。こんな“精悍な”姿になります。


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ちなみにこのアダプターについては、ずっと前、こんな記事で紹介したことがありました。


なんちゃってマクロも楽し古レンズ(2014-03-09)


社外品のアダプターでは、例の「こんにゃく現象」とやらに悩まされます。

で、ここは奮発して、純正アダプターを購入しました。

PENTAX Kマウントレンズ用アダプタ Q 39977

PENTAX Kマウントレンズ用アダプタ Q 39977

  • 出版社/メーカー: ペンタックス
  • メディア: Camera

今日は、オールドレンズをいろいろ試してみました。


名もめでた貧者の和製ズミクロン(2014-03-10)


今日の携行機材は、昨日にひきつづき、PENTAXQに、PENTAX Kマウントレンズ用アダプターQを介してオールドマニュアルレンズを使う実験のために、RICOH XR RIKENON 50mm 1:2 というマニュアル式標準レンズをつけてみました。
このRICOH XR RIKENON 50mm 1:2 は、安価な割にはちょっと評判のあるフィルムカメラ時代のレンズで、ペンタックス純正レンズとはまた違う写りをするようです。その道でのツウは「和製ズミクロン」とか「貧者のズミクロン」とか呼ぶのだそうで。
私は、オリンパス社などのフォーサーズ規格・マイクロフォーサーズ規格のカメラで、アダプターを利用してKマウントレンズを使用することも楽しい遊びなので、いろいろなレンズを試してみています。このリコーのレンズは、構造上、装着に問題があって苦労した記憶があります。確か、宮本製作所(近代インターナショナル)のアダプタがそれを解消してくれたような。うろ覚えで済みません。

Rayqual 国産レンズマウントアダプタ Pentax K マウントレンズ-マイクロフォーサーズマウントボディー PK-MF

Rayqual 国産レンズマウントアダプタ Pentax K マウントレンズ-マイクロフォーサーズマウントボディー PK-MF

  • 出版社/メーカー: レイクォール
  • メディア: Camera

ところで、RICOH社は、かつて、生産していたフィルム一眼カメラにおいて、PENTAX社と共通のKマウントを採用していましたので、双方のレンズとボディを共用できるうれしさがありました。最近では一眼レフから離れてコンパクトカメラ中心に独自の存在感を示すメーカーとして好感を持っていました(実際に何台か使ってきましたし、今も使っています)が、とうとう吸収合併により、「リコーイメージング株式会社」が、ペンタックス・リコー両ブランドのデジタルカメラを製造・販売することになったので、ちょっとした感慨を覚えます。


RICOH XR RIKENON 50mm 1:2 は、どこへやったか見当たりません。Pentax M1.7 0mmについてはこの記事で書きました。


孫二人カメラの腕を競うとや(2014-08-15)


きのう、早朝散歩に持って出たカメラは、K5Ⅱ+AFAD+smc PENTAX-M 50mm F1.7という組み合わせ。軽快さをコンセプトに、「散歩」を優先させてみました。

このレンズは、私が最初に一眼レフ機(pentaxME)を買ったとき、ついていた標準レンズと同じものものです。そのときの個体は、露出関係の故障か、オート露での撮影が信頼できなくなり、かといって修理のコストもかさみそうなので、随分前、下取りカメラとして手放したのしたのですが、惜しくなって、また後で別のもの(カメラとレンズのセット)をヤフオクで買いました。

買いはしたものの、MF撮影の、単焦点レンズで、気合いを入れて撮影するというシチュエーションがほとんどなくて、出番に恵まれないままに、急速にデジカメ時代に突入しましたので、カメラの方は、今では時々触って楽しむだけのおつきあいになっています。

レンズの方は時々引っ張り出しては見ていますが、同じようなスペックなら、アドバンテージに勝ると思える他のレンズを使う機会が多く、 「並レンズ」のこれは、「コンパクト」さが私にとっては一番の特徴となっています。ガラスと金属の固まりですから、最近のプラスチック製品と比べると決して軽くはありませんが、見た目のキュート(?)さは、いい感じです。
写りはどうでしょう?

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8月10日の朝散歩では、定番標準単焦点レンズの01STANDARDPRIMEを装着。


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実にキュートな出で立ちです。このシリーズ、市場から撤退して久しいですが、つくづく残念に思われます。


写りも決して侮れません。


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さて、注文中のライカ→Qマウントアダプターが到着しましたので、今朝の散歩では、ロシアレンズインダスターを試してみました。


見た目もなかなかGOOD。持ち心地も好ましい。


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肝心の写りはというと・・・


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精密なピント合わせが難しいのと、性能上、精細クリアな画像は望めないようですが、レトロな味わいは嫌いではありません。




早朝散歩を楽しんで、午前中は、日本共産党の小池晃書記長が来岡しての学習会があるいというので、出かけてみました。が、搭乗予定の飛行機の故障で、時間に間に合わないとのことで、急遽、代々木の共産党本部と会場を結値のリモート学習会になりました。それでも、大画面いっぱいに「ナマ小池」ならぬ「半ナマ小池」をみつめがらの学習会。充実した時間でした。


夕方は、怒濤の孫守り。お泊まりのメニューもある由。


今日はこれにて。


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ジャンク遊びの顛末1、の巻 [趣味]

フェイスブックが教えてくれる過去記事によると、2015年1月8日付でこんな写真を掲載していました。


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過去ブログを確かめてみると、後楽園散歩finepixバージョンで紹介した写真でした。7年も前の記事でした。こんな写真、最近撮れません。コロナのせいばかりでもなく、要するに鳥撮り散歩をサボっているせいでしょう。


今日も、冷え込みが厳しくて、カメラ散歩は諦めました。


趣味は?と聞かれて、写真と答えるのもおこがましいのですが、自分の意識と時間をそれに傾けているのは、間違いないようです。


それともう一つ、時間と労力を費やしているのは、ジャンクパソコン遊びでしょうか。ウィンドウズ7~10の時代になって、自分で操れる部分がほとんどなくなったのと相まって、とっくに「熱」は冷めてるのですが、このたびのHDDトラブルを端緒にして、また「再燃」した模様です。


古い記事にこんなことを書きました。


ジャンク命(2013-08-03-3)


ゴミ屋敷になるよと、妻に責められます。持てあましてだいぶ捨てましたが、捨てきれないモノもいっぱい残っています。
私の「ジャンク道」のお師匠は、見捨てられたモノにも光るところがある。そこに命を与える醍醐味は、教育も同じ。と含蓄のある教えを下さいました。
ジャンクで組んだpcも、みな可愛いけれど、いかんせん、ガソリン食いのアメ車さながら、ソフトウェアもOSそのものも、CPUの処理速度、大容量のHDD・メモリを必要とするようになり、次々と舞台から退場してゆきました。
なによりもWindowsのサポート終了というのが、納得できません。windows98、せめてwindows2000で、私には十分なのですが。
というわけで、我が家の現在のメインマシンは、fuj××suの、ペンティウム4搭載の省スペースXP中古ビジネスパソコン。40GB(?)のhddを400gbと500gbの2機に増設、CDドライブをDVDRWに換装、メモリーを1gbの増設などにより、まずストレス少なく使っていたのですが、①来年四月のXPサポート打ち切り、②画素数の大きいデジカメ画像の処理速度にストレス、という大きな理由から、PCの更新をすすめています。


家庭内LAN外伝(2013-09-08)


家庭内LANの話題から、とりとめもなく思い出したことを書いておきます。
LANという便利な方法を教わったばかりの頃、家中LANケーブルを這わせ、、庭に建てていたプレハブ小屋にも、床下を通してケーブルをつないでいたこともありました。この小屋は子供の勉強部屋として建てましたが、結局使わずじまいで、私の物置兼隠れ家兼作業部屋になっていました。ここで、いろいろなジャンク品の実験やら、組み立てやら、お勉強やらができました。
○ード○フで手に入れたジャンクのHUBにはお世話になりました。まだ無線LANなんて概念も知らない頃でしたから、メインパソコンのデータを、メディアに焼いて持ち運ばなくても、この離れ部屋で共有できることは、とても便利でした。フロッピーディスク全盛の時期でした。NECフォーマットの1.2mbフロッピーディスクと、後に優勢になるDOSV(懐かしい響き)の1.4mbフロッピーディスクに両対応のフロッピーディスクドライブをジャンク品のなかからゲットし、そのドライバーをインターネット海外サイトから入手するなどという技を、お師匠から教わっていた頃です。
大容量のデータを扱いたいという要求と、財布との相談から、比較的リーズナブルな「ZIP」という物を入手しました。このドライブは、IDE接続、とパラレルポート接続、scsi接続などの種類がありましたが、転送速度ではscsiが格段にまさっていました。これを利用するためには、scsi環境を作ってやる必要もあり、ジャンク・中古の安物あさりの楽しい日々でした。
フロッピーが1.2mbまたは1.4mbの時代に、ZIP ディスクの容量は、100M バイトか 250M バイトという「とてつもない大容量」で、データ管理やバックアップがぐんとはかどるようになりました。
私が最初に買ったノートパソコンは、NEC 98NOTE(きゅうはちノート)のPC-9821Ndという機種でした。残念ながら、これは液晶ディスプレイがDSTN方式で見づらく、目への負担が苦しく、TFT液晶を積んだ上位機種のNe2(中古)に買い換えました。cpu:486SX-33、hdd:340MB、OS:Windows3.1といったスペックでした。これをwindows95にアップグレードする事が、初心者時代の私に与えられた「ミッション」でした
最大のネックは、CDドライブがないということ。残念ながら当時は、外付けhddドライブも持っていませんでした。インストール用の差分フロッピーディスクという物もあったはずですが、改めて買うというわけにも生きません。
そこで、思いついたのが「ZIP」の利用。これがまた、語るも涙の物語になるのですが、簡単に端折ってあらすじのみ。まずscsiカードを購入し、苦労してscsi経由でZIPを認識させ、別機種でwin95のインストールCDから要所のみzipメディアにコピーし、noteにインストール。dos、win3.1、win95と、それぞれscsiとzipのドライバーをその都度入れてやる必要があって、苦労した覚えがあります。
このように、ZIPは、当時としては優秀な大容量リムーバブル磁気ディスクで、データ保存の安心性も高いのですが、やがてより大容量のメディアに駆逐されて、世の中から姿を消しました。
当時としては高嶺の花で、遙かに優位性を保っているかに見えたMOも、中古市場に出回るようになりやがては、230mbどころか、650mbの製品までジャンクでも入手できるようになり、SCSI→USB変換アダプタなども入手して、手軽に使えるようになった頃は、もっと手軽で安価なCDRやDVDRが間単に手に入るようになり、さらに大容量のHDDやUSBフラッシュメモリといったメディアが優勢になるにつれて、過去のものになりました。メガバイトを大容量と感じていたのもつかの間、やがてギガバイトが当たり前になり、そしていまやテラバイトが標準になりつつあります。


この記事の段階でもすでに、現役を去っていたZIPやMOを、またまた引っ張り出す機会が来ようなどとは思ってみませんでした。ところが、前述の通り、内蔵HDDの一つが突然認識されなくなった事故に直面し、バックアップしておいた過去のdataを参照したい欲求が抑えがたく、ZIP・MOを使えるpc環境の再構築をめざして、泥沼のジャンク遊びを続けています。


次第を記事にしたいと思っていたのですが、HDDのデータレスキューを依頼していた専門業者から、最近何度か連絡があり、物理的故障を修繕するための部品が入手でき、データ復旧作業を進めているが、どうやら復元できる可能性が見えてきた、とのこと。もしそうなら、ZIP・MO環境再構築の努力は、無駄骨に終わるわけですが・・・。


が、この間試みたいろいろの試行錯誤と、幾度も舐めた辛酸、そしてわずかに得られたささやかな達成感・充足感は、ある種のアハ体験といえなくもありません。機を改めて「ジャンク遊びの顛末2」を書こうかと思っております。


ではまた。


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