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トホホの続き、の巻 [カメラ三昧]

トホホの続きです。


前回記事で載せたツマグロヒョウモンオスや、墓参りの場面の、別の写真も載せておきます・


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携行したのは、Pentax K 30 にタムロン 18 -250mm 。 その日に出会うような大抵の被写体は、 18-250mm の ズーム域で 事足りる つもりだったのですが、 どういうわけか、このレンズ、いざ使おうとするとレンズが 18mmの最広角域で固定され、 ズームが少しも動かなくなってしまいました。 ロックボタンが付いているのですが、これを解除してもなおりません。 広角域の写りは それなりに 満足のいく 出来栄えですが、 高倍率レンズとしては いくらコンパクトな 機種 とはいっても、 広角撮影だけのために このレンズを持ち 歩くのは 鶏を割くに牛刀を用いるの類で、 いささか滑稽でもあります。


TAMRON社のサイトを検索すると、このレンズについて、こんな記事が掲載されていました。


AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II
LD Aspherical [IF] MACRO


ズーム比「13.9倍」。使いやすい広角28mm~超望遠388mm相当の画角(35mm判換算)を達成しています
AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II LD Aspherical [IF] MACRO

タムロンがオリジナルで開拓してきた高倍率ズームのコンセプトは、「広角も望遠も一本だけでOK」という非常にシンプルな、ユーザー様のご要望にお応えするものです。タムロンはこの原点を常に見据え、ズームの高倍率化に取り組んできました。『デジタル一眼レフカメラ専用設計とすることにより、ワイド側の短焦点化を達成しながら、どこまで望遠側を拡張できるか?』その自らへの問いかけが、ズーム倍率13.9倍を持つ超高倍率ズームレンズModel A18として実現しました。

超高倍率化、小径化を達成した、「パワー配分の最適化」をめざす光学設

望遠側の焦点距離を250mmにまで拡張するため、軸上色収差を低減するLD(異常低分散)レンズを第1群に、その他にADレンズを1枚採用。歪曲収差や球面収差を低減し、コンパクト化に寄与する複合非球面レンズ2枚を適所に採用。全4群中の第3群の光学構成を徹底的に追究し、光学構成全体のパワー配分の最適化を求めました。その結果、非点収差を中心とした諸収差を良好に補正すると共に、第1群の小径化によるコンパクト化、超高倍率化を実現した、最良の光学構成を得ています。

*13.9倍の超高倍率ズームを実現するため、XRガラスは採用せず、光学構成全体の最適化による小型化を追求しています。

最短撮影距離 ズーム全域で0.45m、最大撮影倍率1:3.5を実現

デジタル一眼レフカメラ専用の高倍率ズームではトップクラスの最短撮影距離0.45mを、ズーム全域で実現しています。また、250mm側での最大撮影倍率も、1:3.5*となります。

*APS-Cサイズ相当の撮像素子は、35mm判フィルムに比べて小さいため、本レンズは、35mm判カメラで最大撮影倍率1:2.3のレンズで撮影した時に得られるのとほぼ同等の範囲(約8cm×約5.5cm)を、画面いっぱいに写し撮ることができます。

撮像素子に入射する光の角度を考慮した、デジタル一眼レフカメラに最適な光学設計

ズームによる収差変動の影響にも考慮し、画面中心から周辺まで撮像素子に入射する光の角度を一定の範囲内に収めるよう考慮した光学設計を採用しています。

高解像性能を実現

デジタル一眼レフカメラ専用のレンズとして、高解像性能、高コントラスト性能、平面性に優れた画質を実現し、さまざまな撮影シーンに対応できます。

徹底したゴースト・フレア対策。インターナル・サーフェイス・コーティングを採用

デジタル一眼レフカメラ特有の、ミラーボックス内の撮像素子の影響による内面反射に対処するため、レンズ面の反射を徹底的に抑えるマルチコートや、インターナル・サーフェイス・コーティング(レンズ貼り合わせ面へのコーティング)を積極的に採用しています。

機構的工夫により、超高倍率ながら軽量・コンパクト設計を実現

機構的な工夫により、コンパクトなボディの中に複雑な構造を納め、優れた携帯性、操作性を実現しました。AF28-300mm(Model A061)の構造を基礎に、各鏡筒部品の役割分担を見直し、積み重ねてきた複雑なメカ設計のノウハウをさらに進化させ、小型化、精密化、高倍率化を実現しています。さらに生産面においても、複雑な構造を持つこのレンズの製品化のため、部品の高精度化・軽量化・強度向上など、製造技術の革新を図っています。

携帯に便利なズームロック機構採用と花形フードを標準装備

携帯時の自重落下を防止する「ズームロック機構」を搭載しています。また、クリアで抜けの良い描写性能を実現するため、画角外から射し込んでくる有害な光線を画面の四角いフレームに適した効果的な形状でカットする花形フードを標準装備しています。

仕様

モデル名
A18

焦点距離
18-250mm

画角(対角画角)
75°33'-6°23'(APS-Cサイズ相当)

明るさ
F/3.5-6.3

レンズ構成
13群16枚

絞り羽根枚数
7枚

最短撮影距離
0.45m(ズーム全域)

最大撮影倍率
1:3.5(250mm時:最短撮影距離0.45m)

全長
84.3mm*

最大径
φ74.4mm

フィルター径
φ62mm

質量
430g*

最小絞り
F/22

標準付属品
花形フード

対応マウント
ニコン用 (AFモーターを内蔵しない従来タイプ)/ ニコン用(N II:AFモーター内蔵タイプ)/ キヤノン用 / ソニー用 / ペンタックス用

希望小売価格
¥71,429(税込¥75,000)

発売時期
2007年

生産終了
2008年(ニコン用従来タイプのみ終了)
2010年(AFモーター内蔵ニコン用[N II]及びキヤノン用、ソニー用、ペンタックス用終了)


このレンズ、私にとって必要不可欠であるかどうかは確信が持てませんが、しかし便利なレンズであることは間違いがないので 、 しばらく 迷った末に 、カメラ屋に修理依頼をすることに しました。
店頭に持ち込み、修理の 相談をすると 店員さんが早速 メーカーと連絡を取ってくれました。修理 が可能かどうかの確認をしてからメーカー送りにするのが よかろうとの配慮からでした。 その時のメーカー側の返事は、 古い製品なので、 部品が 保管してあるかどうか確認してたうえで、改めて修理可能かどうかの連絡をする とのことでした。 修理が可能なら メーカー送りにするということで、店頭預かりをお願いして帰りました。


と、その日のうちに カメラ店から電話があり、メーカーには 部品が無く修理不能との由。 お預かりしてるレンズはそのままお返しします とのことでした。


カメラ店を訪ねる前は、敢えて修理代金をかけてまで 修理を依頼するかどうか という点では悩みましたが、 修理不能という結論は想像もできませんでした。 古い製品とはいっても、私のなかでは比較的新しいらしいレンズのつもりでした。


上のメーカーサイトの情報によると、と2010年に生産終了 となっているようです。なるほど10年以上も前の製品なら、部品がないというのも成り立つのでしょうかね。
ところで、私が購入したのはいつだったか、気になったので調べてみました。amazon, 楽天 ,YAHOOショップ,キタムラカメラなどの購買履歴をしらみつぶしに確かめたのですが、見つかりません。(YAHOOショップは、7年以上遡れないのでそれ以前の購入だと履歴に記載されていません)


ネットオークションの記録も、以前は履歴がたどれたような覚えがありましたが、現在のシステムでは、ごく短い期間のものしかたどることができません。一つのアイデアとして、取引相手からの「評価」を丹念にたどっていけば取引商品名も記録されているはずと、何年間かにわたってネット取引の記録をたどり記憶を飛び起こしては感慨に浸っては見たのですが、これも徒労でした。
ちなみに、私のブログでこのレンズが登場するのは、どうやら2014年頃からのようです。たとえばこんな記事の前後が初出のようです。


夕焼け その4(2014-10-20)


夕焼けシリーズも4回目になります。

昨日の夕方、町内のはずれまで散歩の足を伸ばしました。

_K529020_R.JPG


空と川を染めて夕日が西に傾くのを、橋の上から見るのが好きなのですが、歩くとちょっと遠い。車だと、駐車場所に困る。自転車で行くのが便利です。でも、「散歩が主、撮影はついで」というコンセプトを改めて確認し、敢えて歩くことにしました。

DSCF5853_R.JPG

(中略)

_K529059_R.JPG

_K529044_R.JPG

_K529023_R.JPG

上の写真は、pentaxk5+タムロン18mm-250mmで撮影しました。


疑問を残して終わるのも目覚めが悪いので、2013年から2014年頃を中心に、当時の着信メールを逐一ひもといてみることにしました。すると、ようやく、2014年9月18日(木)付のメールで、ネットオークションの取引の記録をみつけだすことができました。


kazg様

おめでとうございます!
商品「★超美品!★ TAMRON AF 18-250mm F3.5-6.3 Di2 A18 PENTAX♪★」を落札しました。

※このメールは今後必要になる場合がありますので、必ず印刷または保存して
おいてください。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃■落札したオークションの情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

商品:★超美品!★ TAMRON AF 18-250mm F3.5-6.3 Di2 A18 PENTAX♪★
オークションID:◎◎◎◎◎◎◎◎
終了日時:9月 18日 22時 51分
---------------------------
希望数量:1
落札数量:1
落札単価:16,500 円


私にとっては、それ以来8年弱の付き合いになります。ちょいとしたお出かけの時などの常用レンズとしてしばしば使用し、当ブログにも頻繁に撮影画像を載せました。我が家のレンズの中では比較的新参者で、深い愛着を覚えるまでには至っていないのも事実ですが、使えなくなってみるとしみじみ残念さがつのります。


たちまち、ちょっとしたお出かけ時の常用レンズをどうするかに悩みます。


広角域は軽量・コンパクトなものをカバンの隅に入れ、貿易中心にレンズを選ぶ、ということになりそうです。


まず試してみたのは、古いところで、SIGMA APO70-300です。こんな記事で紹介しました。



相も変わらぬガラクタ較べ、の巻

ずっと以前(2013年8月)、こんな記事を書きました。

飽きもせず昨日も今日も蜻蛉撮り

今日は久しぶりにsigmaAPOmacro70-300というレンズを、pentaxK5Ⅱに着けて出かけてみました。

(中略) 
レンズは、いくらでも欲しいものがあって限りがないのですが、最近は①よく写る、②コンパクト、③廉価という、巴合戦の中で、たいがい③を優先させて、旧時代の中古レンズを増やしてしまうことに。結局、あちらを立てればこちらが立たずで後悔の連続です。
(中略)

ところで、この、今日久しぶりに使用したSIGMAAPO70-300は、二万円程度の価格に似合わず、APO仕様で、写りにも高評価が与えられています。画角も70-300mmと望遠としては申し分なく、デジカメのAPF-Cサイズでは、35mm換算105mm-450mmという超望遠ズームに相当することになります。おまけ機能ですが、200mm―300mmの画角で、マクロ撮影ができるのが、特筆もの。
フィルムカメラ時代からお気に入りで常用してきたレンズなのですが、経年相応の劣化か、ズームやフォーカスの際の動きがなめらかでなく、特にマクロ撮影の場合などは微妙なピント合わせをMFで決めたいのに、ピントリングの動きがギクシャクしてしまうのはストレスですし、DAL55-300mmに比べると大きく重いためもあって、お蔵入り状態でした。
でも、久々に持ち出してみると、結構使えるかな、という感じ。蜻蛉や蝶や、出会う隣人達のサイズからして、70-300mmmacroは、やはりありがたいです。    

五年以上も前の記事ですので、状況に変化は少しあります。

【その1】SIGMAAPO70-300macroは、その後、迷った末に、愛着の深さを優先して福沢さん一枚の支出は覚悟して、ピントリングの調整など、修理に出しました。そのほかの微調整もしてもらったのですが、やはり重くてかさばる点は気になって、出番は多くはありません。


これを、フルサイズ機のk1Ⅱに着けて散歩したらどうだろう??


フルサイズ機での望遠300mmは、やはり非力で、遠いものは小さくしか写りません。かなりトリミングしています。


ヒャクニチソウに止まるイチモンジセセリ。


K1IM6070


稲田に降り立ったケリ(の家族?)。


K1IM6074K1IM6082K1IM6090


アオサギ。


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ダイサギ。K1IM6116


クマゼミ。K1IM6120


アブラゼミ。K1IM6164


ツクツクホウシ。


K1IM6130


K1IM6136


ツマグロヒョウモン♀。K1IM6152


K1IM6168K1IM6174


70mm域では、風景もいい感じに写りますK1IM6182


飛翔する赤トンボ。


K1IM6193


イトトンボ。


K1IM6223


ハートイトトンボ。


K1IM6234


満足のいく写りとは言いかねますが、コストパフォーマンスは上々です。


今日はこれにて。


nice!(31)  コメント(4) 

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コメント 4

Enrique

かつてなら,レンズが故障という認識はありませんでしたが,現在ではあるのですね。
こちらの様なレンズ専業メーカーは,カメラメーカーのレンズとは差別化を図らないといけません。ユニークな良い製品でしたが少々機構に無理があったのでしょうかね。
by Enrique (2022-07-31 07:19) 

kazg

Enrique 様
>かつてなら,レンズが故障という認識はありませんでした
カビやくもりなら、分解してレンズ面を洗滌すれば元通りに使えるようになりましたものね。ズームにAF、露出etc.構造の複雑化、電子機器化が著しく、分解してみようかという気も失せてしまいます。
by kazg (2022-07-31 10:32) 

minsuke2

レンズに関してですが、もしカメラに合うのでしたら、
SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OSはいいですよ。
中古なら入手できると思いますし。
口コミの評価もいいですしね。
自分も使っています。
かなりシャープに写ります。
by minsuke2 (2022-07-31 11:49) 

kazg

minsuke2様
SIGMA 18-200mm 評価が高いですね。
もう50mm稼げること、値段が割安であることから、tamronを選ん田のですが・・・

by kazg (2022-08-01 17:56) 

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