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梅雨晴れ間に7月のあじさいを写す,の巻 [日録]

雨が続きます。

鳥撮りに出かけるチャンスもなくて、二階の窓から電線ツバメを写しておきました。

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我が家の軒先のツバメの巣は、去年は何者かに襲われたか、雛が育たず「すさまじきもの」(「枕草子」)そのものとなっておりましたが、今年は新しい巣作り・子育てに成功し、雛たちも無事巣立ったようです。

昔の記事にこんなことを書きました。

福は内 福は内とて 春待たる(2014-02-03)

「すさまじ」という古語は、現代語のニュアンスとはかなり異なっていて、「興ざめだ」とか。「殺風景だ」とか訳されます。くだけた言葉で言えば、「しらける」「ドッチラケル」という感じでしょうか。

「枕草子」は、その章段の記述内容から、一般に類聚的章段・随想的章段・日記的章段の3つに分類されます。その類聚的章段のうち「○○のもの」という題で、あてはまるものを思いつくままに次々と数え上げる段を「ものづくし」と呼ぶこともあります。「すさまじきもの」の段も、それです。

すさまじきもの、昼吠ゆる犬。春の網代。三、四月の紅梅の衣。牛死にたる牛飼。稚児亡くなりたる産屋。火おこさぬ炭櫃、地火炉。博士のうち続き女児生ませたる。方違へに行きたるに、あるじせぬ所。まいて節分などは、いとすさまじ。(以下略)

【現代言葉訳 】

しらけちゃうもの。昼間っから吠える犬。犬が吠えていいのは夜っきゃないでしょ。

春の網代(あじろ)。網代は、宇治川などで行われた伝統的な漁法「網代漁」で用いる漁具。川中に立てた杭に、竹や木で編んだ仕掛けを設置し、氷魚(鮎の稚魚)なんかを撮ったんだよね。これって、冬以外にありえへん。

三、四月の頃に着ている紅梅襲(こうばいがさね)の衣。季節外れでダサイったらありゃしない。

飼ってる牛が死んじゃった牛飼。

赤ん坊が死んじゃった産室。

火をおこさない角火鉢。いろり。

博士が、次からつぎへ女の子を産ませているの。女の子じゃ跡継ぎになれないのよね。それが時代のサダメ。

方違(かたたが)えに行ったのにごちそうをしない所。まして節分の方違えにごちそうしない家などは、どっちらけでやんなっちゃうわ。


今日は久々の梅雨の晴れ間を狙って、午前中深山公園を歩いてみました。どうやら3月以来のようです・・・

樹上の鳥、の巻(2023-03-05)

先日、深山公園で撮影した樹上の鳥。

メジロです。

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小鳥に会えたらなあと,かすかに期待したのですが、高木の枝の陰に、エナガやシジュウカラ、ヤマガラなどがチラッと動くのが写せた程度。ほかに,鳥と言えば・・・

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カワウの勇姿をしばらく眺めただけでした。

ですので、今日の記事は、あじさいの写真のなります。今年は、7月になってはじめて、あじさいをアップします。

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ナツツバキが花盛りでした。

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我が地方は、つかの間の梅雨晴れ間を享受できましたが、ニュースを見ると九州地方をはじめ、各地ですさまじい豪雨のようです。被害のないことを祈らずにはいられません。

今日はこれまで。


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