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はや8年、の巻 [家族]

フェイスブックが教えてくれる過去の投稿記録は、余計なお世話・有難迷惑と感じることもままありますが、8年前の今日の投稿は、すっかりわすれていたできごとを思い出させてくれました。


昨日、娘が結婚式をあげました。

段取りはすべて二人でこなし、父母は、招待客みたいな気軽なスタンスで参加させてもらいました。」

3月に婚姻届を出し、新生活を初めて10ヶ月を過ぎるのですが、親族、お友達、お世話になった方々に改めて披露し祝福をいただくことができました。


当ブログにも、こんな過去記事を載せています


娘の結婚式で、(2014-02-15)


娘は、この春から親元を離れ、結婚生活に入っているのですが、仕事の多忙もあって挙式のタイミングが遅れていたのを、今日、親族と友人プラスアルファの参列で、式と披露宴をすることになったのです。

結婚が「家」同士の結合であった昔には考えられなかったことでしょうが、一切がっさい新郎新婦が取り仕切り、親の役回りは、式場のコーディネーターの指示のもとに与えられた出番をこなすだけでした。それでも、嫁ぐ娘を送る立場は、相応の感慨を禁じ得ませんでした。

この階段から、新郎新婦が登場しました。階段の下の方でモヤモヤッとしているのは、演出のためのシャボン玉です。

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娘が楽しみにしていた「おじいちゃん、おばあちゃん」は、風邪・肺炎の影響で出席できず、弟も、急な風邪・熱というアクシデントが重なりましたが、「おじいちゃん」は立派な祝電を送ってくれ、弟は、37.9度の熱をおして参列。お嫁さんと交互に赤ちゃんのだっこもしながら、姉の結婚を祝福していました。

終わりよければすべて良し、です。めでたし、めでたし 。

_img2831_r.jpg

(中略)


もし、新婦の父にコメントの機会があればと用意していたのは、先日も話題にした吉野弘さんの詩です。

結婚式と言えば、「祝婚歌」も 定番ですが、吉野さんの訃報が伝えられて、追悼の文章とともに世に広まった観がありますので、こちらを。

奈々子に <吉野弘>

赤い林檎の頬をして
眠っている奈々子。
お前のお母さんの頬の赤さは
そっくり
奈々子の頬にいってしまって
ひところのお母さんの
つややかな頬は少し青ざめた
お父さんにも ちょっと
酸っぱい思いがふえた。
唐突だが
奈々子
お父さんは お前に
多くを期待しないだろう。
ひとが
ほかからの期待に応えようとして
どんなに
自分を駄目にしてしまうか
お父さんは はっきり
知ってしまったから。
お父さんが
お前にあげたいものは
健康と
自分を愛する心だ。
ひとが
ひとでなくなるのは
自分を愛することをやめるときだ。
自分を愛することをやめるとき
ひとは
他人を愛することをやめ
世界を見失ってしまう。
自分があるとき
他人があり
世界がある
お父さんにも
お母さんにも
酸っぱい苦労がふえた
苦労は
今は
お前にあげられない。
お前にあげたいものは。
香りのよい健康と
かちとるにむづかしく
はぐくむにむづかしい
自分を愛する心だ。


その娘が、今日は、「牡蠣をもらったから取りに来る?」と連絡をくれました。牡蠣は、過去記事で何度か紹介しましたように、たびたびお裾分けを頂戴します。


身重なる娘と囲む牡蠣の鍋(2015-12-15)

婿殿の出身地は、「日本のエーゲ海」と呼ばれる牛窓です。
農作物も海産物も豊かな土地ですので、時々お裾分けをいただきます。時に牡蠣がシーズンです。
昨日も、帰りに殻付きと、むき身の牡蠣をたっぷり持たせてくれました。
話の成り行きで、わが家で牡蠣鍋でもして、夕食を共にしようかということになりました。
婿殿も一緒にと思いましたが、仕事で帰りが遅くなるようなので、娘だけわが家にやってきました。
牡蠣鍋の味付けは、私の無手勝流。レシピなしの行き当たりばったりです。酒粕と味噌味を基本にしてみました。さすがに素材のなせるワザで、美味。娘にも好評でした。
(中略)


表面の白菜をちょっと除けて、ぷりぷりの牡蠣の姿も少しだけお見せしておきます。底の方に、もっとたっぷり隠れているのですが、、、。
鍋にはむき身の牡蠣を使いました。近所に住む長男一家にもたっぷりお裾分けし、豪勢な牡蠣三昧です。
一方、この殻つき牡蠣は、今日、レンジでチンして食べました。レモンの汁をちょっと搾れば、これも贅沢なご馳走でした。


近所に住む長男一家の中で、特に女性陣は牡蠣が苦手なようで、今日は、高3の男の子が、代表して味見しに来ました。


彼と私の二人で味見したレンチンン牡蠣の残骸。まだ食べられますが今日はこれでおしまいにしました。


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