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今日もまた拝借、の巻 [時事]

前回投稿は、拝借記事(無断のものも許可済みのものもありますが)で埋めました。性懲りもなく、今日も続けます


今日の拝借その1


前回、拝借その2で紹介させていただいたmikopon559さんのブログ木かげなじかん (fc2.com)が更新され、こんな最新記事をUPしておられます。まったく同感ですので、そのまま無断拝借致します(mikopon559様、そして読者の皆様、ゴメンナサイ)


 


いまこそ

去る2/9は、わが町「9条の会」の「9の日行動」の日でした。
寒い2月は、いつものスタンディングにかえて、室内での学習会です。
この日も、A先生(元高校教師、93歳)を講師に学び、参加者一人ひとりの思いを交流しました。
お話のテーマは、
「いまこそ、平和憲法を輝かせる時」。

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まず、「安保3文書」にわざわざ記されている「基本原則」(「平和国家として、専守防衛に徹し、他国に脅威を与えるような軍事大国にはならず…」)の方針を「(岸田内閣は)偽りなく守っているのか、糾明しなければなりません」と、
⑴ 専守防衛に徹する原則
⑵ 軍事大国にならない原則
それぞれについて、具体的な事実を示しながら、その「偽り」を明らかにされていきました。
「安保3文書」改定で示された安保政策の大転換。
それは、米国の軍事戦略に従って、米軍指揮下での先制攻撃を可能とするもので、日本への直接攻撃でなくても相手国の報復攻撃を招き、日本全土が焼土となりかねない「危険きわまりない」ものだ、という、順を追ったお話にも、あらためて恐怖を覚えました。
それが「偽り」で国民をだましながら進められているのですね…。
次に、「新しい戦前にさせない」という重いことばを受けて、「戦前をどうとらえるのかが大事」と、「戦前の歴史的教訓の一端」を、資料をもとにお話されました。

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戦前の歴史を知ることで、
今はもう戦前…いや、戦中ではないのか?
と思わせる現実が浮かび見えてくるようでした。
最後に、レジュメに掲載された「日本国憲法 前文」を、みんなで声を合わせて音読しました。

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「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」
「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」…
先の戦争への痛切な反省から生まれた憲法です。
今、この国や世界の平和を守り実現するために大切なことは、
この私たちの憲法を踏みにじり、再び大軍事国家となって、戦争の準備を進めていくことなのか?
それとも、
この私たちの憲法を輝かせ、紛争を武力ではなく外交で解決する道をいま歩み続けている世界の国々とも手を取り合って、平和の準備をすることなのか?
国民一人ひとりに問われている時なのだと思います。




今日の拝借その2


折も折、今日は、こんな報道が流れました。


「はだしのゲン」広島市が教材差し替え 「被爆の実相伝わりにくい」(「朝日新聞デジタル」)

広島市立の小中高校で平和教育に使われている教材が2023年度から改訂され、10年前から掲載されてきた漫画「はだしのゲン」が別の教材に差し替えられることになった。教材を発行する市教育委員会は見直しの理由を「被爆の実相に迫りにくいと判断した」としている。

改訂されるのは、市教委が全市立小中高校で取り組んできた「平和教育プログラム」の教材。国語や道徳などの時間を使って「平和の担い手」を育成するために続けており、2013年度からは統一の教材「ひろしま平和ノート」を発行した。各学年で年間3時間を授業に割いてきた。

19年度から、改訂の必要性を検証するため、教員や大学教授、平和記念資料館の職員らを交えて議論を重ねてきた。その結果、被爆の実相を理解し、継承することができる内容か▽学んだ事実をもとに考えたことを発信していく力を身につけることができる内容か▽発達段階に即した内容か――などの四つの観点で見直しを始めた。23年度からの新しい教材では、小1~高3の12学年が年間に充てる全36回分のうち26回分の内容が改訂されることになった。

「はだしのゲン」はこれまで、小3と高1でいくつかの場面が引用されていた。小3では、主人公のゲンたちが戦時下の苦しい生活の中で、家族のために浪曲を歌って日銭を稼いだり、栄養不足の母親のために近所の家のコイを釣ったりする場面が使われていたが、有識者からは「浪曲はいまの児童にはなじまない」「コイを盗む描写は誤解を与える恐れがある」という指摘があったという。


「はだしのゲン」については、以前も当ブログ上で何度か話題にしたことがありました。たとえば、この記事。


はだしのゲンを思い出す。(8月に寄せた学級通信4)(2016-08-07)


先日、部屋の掃除で古い学級通信を引っ張りだしたのをきっかけに、その年その年に原爆忌に寄せて書いた文章を、ご紹介しています。
今日はその4回目です。
前回掲載した1年生の生徒に向けて書いた通信の、第43号。1987年11月24日付とあります。


この年の秋、学校の映画鑑賞行事で「はだしのゲン」を観た後の、生徒たちの感想文をもとに書いた記事でした。
「はだしのゲン」は、もちろん、自身の被爆体験に基づいて描かれた中沢啓治さんの長編マンガです。

本棚の奥の方に、汐文社版の全10巻を見つけました。
我が家の子どもたちも読みましたが、「学級文庫」において生徒に貸し出したこともありました。
これを原作に制作された実写版映画(1976年、監督:山田典吾、現代ぷろだくしょん)でした。

【中略】

映画の中岡大吉を見て、「kazgそっくり」と評した生徒がありました。30代初めの私としては、ちょっと年寄り扱いされた気はしましたが、密かに満悦を覚えたことでした。「我ながらこころおごりせられし」というやつです。それ以来、なおのこと、特別に気になる俳優でした。晩年の「釣りバカ日誌」で見せた、飄々としたなかに、人間としての弱みも威厳も寂しさもあわせもった老社長「スーさん=鈴木社長」も、今では忘れることのできないはまり役でした。ごく最近亡くなられた、という印象ですが、調べて見ると 没年は2013年でした。寂しいことです。

【中略】

ちょっと前、公共図書館からマンガ「はだしのゲン」を貸し出し禁止にしたとの報道が注目を集めました。

はだしのゲン:松江市教委、貸し出し禁止要請「描写過激」

毎日新聞 2013年08月16日 19時22分(最終更新 08月16日 21時28分)

漫画家の故中沢啓治さんが自らの被爆体験を基に描いた漫画「はだしのゲン」 について、松江市教委が市内の全小中学校に対し、児童生徒に貸し出さないよう要請していたことが分かった。「描写が過激」として昨年12月、教師の許可なく自由に閲覧できない閉架措置を求め、全校が応じていた。出版している汐文社(ちょうぶんしゃ)(東京都)によると、学校現場におけるこうした措置は聞いたことがないという。

【中略】

この件について、2013年12月の記事で、話題にしたことがありました。
郷愁という名のメルヘン カルロス爺さんの思い出 連載第8回

こどもたちに平和を愛する心を育てるには、子どもたち自身が、平和で穏やかな環境のもとで健やかに育てられるよう、心を砕くべきだという。優しく、柔らかで、美しいものや思いやりの心に囲まれて、温かくヒューマンな情操を育てることが、肝要だという。
その意味では、残虐な犯罪や猟奇的な事件が毎日のように報道され、一方では希望を失って自死する人の数が記録を更新しつづける、こんな殺伐とした世相に、慣れっこになって欲しくはない。
だからといって、「はだしのゲン」の描写が残酷だからと、図書館から撤収して子どもたちの目から遠ざけるという「教育的配慮」は、まったくナンセンスだろう。歴史の中で、現に人間が為した「悪魔的行為」を、未来において繰り返しも繰り返されもせぬためには、事実を正確に知り、冷厳に受け止めることは、決定的に必要であるはずだ。
私の作品の殺戮場面は、もちろん「歴史の事実」というわけではなく、あくまでも想像に基づく創作である。ただ、その着想のきっかけには、「ソンミ村事件」があったと、今ふり返ってみて思い至る。「カリー中尉」ほか、当事者の証言によって、この虐殺事件が明るみに出たのだが、さしずめ「特定秘密法」なんかでは、国家の威信を傷つける秘密みたいなことになって、話した兵隊さんも、報道機関も、関係省庁の役人も、みんな罰せられるんじゃないかと心配なんですが。

マンガ「はだしのゲン」を、子どもたちの目から隠す理由を、残虐場面のせいするのも不当ですが、アベ政権の台頭に勢いづく右翼国粋主義・排外主義勢力は、「反日漫画」「自虐史観に基づく極左プロパガンダ」などと口を極めてその「思想」を指弾しています。その偏向ぶり、その狭量さにあきれるとともに、今思えば、当時の高校生がいかに柔軟で公平な分別を有していたかに思いをいたしているところです。


今回の広島市教委の対応は、理由がはっきりしませんが、報道の範囲では有識者から「浪曲はいまの児童にはなじまない」「コイを盗む描写は誤解を与える恐れがある」という指摘があったという」(前述「朝日新聞デジタル」記事)とありますが、このイチャモンの意味がよくわかりません。


「万葉集」や「古今集」、はたまた「源氏物語」や「枕草子」を扱うときには、当然、時代背景について必要な説明を加えた上で作品世界を味わうのは当然のことでしょう。「手間がかかる」「今の児童・生徒になじまない」なんてクレームは聞いたことがありませんよね。国を挙げて「新しい戦前」に向かおうとしている今の時勢に合わない、というのが本音なのですかね??


「中国放送」はこう報じています。


「はだしのゲン」を不使用に 広島市の平和教育教材 原作者・中沢さんの妻「残念です」

ミサヨさんは、「いまの児童の実態に合わない」といった指摘について「あの時代は食べる物もなかった。豊かな時代に暮らす子どもたちと実態が合わないは当然」と話します。 そのうえで、「なぜゲンが街角の浪曲で稼がなければならなかったのか、なぜ母親のためにコイを盗まなければいけなかったのか。子どもでも、そうしなければ生きていけなかったからです。『生きろ』というメッセージが込められている」。こうした背景をしっかりと教えることこそが重要だと訴えます。 また、ゲンの父親が家屋の下敷きになり、火の手が迫る中で、ゲンに逃げるように迫る場面も、教材では使われなくなります。

連載当時、アシスタントをしていたミサヨさんは、啓治さんがこの場面を描いている姿が忘れられません。「描いていた手が突然止まるんです。『熱かったろう、熱かったろう』って涙を流して」 描き始めては筆を止め、また描き始めては筆が止まる。啓治さんは、つらそうに机に向かっていたといいます。「被爆者は言いたくても言えないことを心に持っている。その思いを込めたのが、はだしのゲンなんです」。 ミサヨさんは力を込めて訴えます。「きれいな戦争なんてない。戦争ほど残酷なものはない。その残酷さを伝えることが、戦争反対、二度と戦争しないという気持ちにつながるのです」


「有識者」の方は、この声に是非耳を傾けていただきたいものです。




fフェイスブック」が、昔投稿した記事をご丁寧に思い出させてくれますが、五年前の2017年の今日、こんな記事をシェアしていました。今日の拝借その3はこれです。


2月15日付女性自身 綾瀬はるか「世界平和」の夢にこめた「祖母との約束」 という記事をご紹介します。

2月10日に公開された映画『今夜、ロマンス劇場で』に主演している綾瀬はるか(32)。都内で行われた初日舞台あいさつでの一言がTwitter上で話題を呼んでいる。


「実現してほしい夢は?」というトークテーマのもと進められた舞台挨拶で、綾瀬は「オリンピックも開催中ですし、世界平和!」と回答。「皆さんが笑顔で健やかに過ごせる、そんな世の中になってほしいです」と笑顔で語ったという。

この一幕をレポートした『オリコンニュース』の記事は「綾瀬はるか、夢は『世界平和』壮大過ぎる願いに周囲があ然」というタイトルだったが、Twitter上では、《なんであ然とするの? とてもいいと思いますけど》《「周囲があ然」とか、平気でタイトルつけられるメディアにあ然》と、記事への違和感を表明するツイートが多数投稿された。

また、《広島県人にはとても普通の言葉で、心からの願いです》というツイートも。綾瀬は広島市出身。『NEWS23』(TBS)の「綾瀬はるか『戦争』を聞く」への出演をはじめとして、10年以上にわたり戦争被害者のもとを訪ねている。

綾瀬の祖母の姉(大伯母)は、広島に投下された原爆で亡くなっている。'05年、戦後60周年特別企画のドキュメンタリー「ヒロシマ」(TBS)で広島の実家を訪れた綾瀬は、それまで決して原爆のことを語らなかった祖母から、初めて話を聞く。

8月6日、郊外の家から広島市街へ出かけていた姉の遺体を、祖母は見つけることができなかったという。そして最後に綾瀬に伝えたのは、「戦争なんか起こさんように、女性がしっかりせなだめなんよ。女性の力で戦争を起こさんいうことをせなだめよ」という言葉だった。

堂々と「夢は世界平和」と語った綾瀬の胸には、祖母、そして大伯母から受け継いだ平和への思いがあったのだ。


ネット検索しているとこんな記事が目に止まりました。


https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/1289080/
ねとらぼ調査隊では、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、全国の社会人を対象に「2022年一番活躍した女性俳優は?」というテーマでアンケート調査を実施しました。

全国の社会人から「2022年一番活躍した」と支持された女性俳優は、誰なのでしょうか。それではランキングを見ていきましょう!
第1位は、得票率13.3%の「綾瀬はるか」さんでした。2000年に行われた「第25回 ホリプロタレント スカウトキャラバン」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入り。

2001年にドラマ「金田一少年の事件簿」で俳優デビューを果たし、その後「世界の中心で、愛をさけぶ」「ホタルノヒカリ」「JIN -仁-」「八重の桜」など、数々のドラマに出演してきました。

2022年は、映画「はい、泳げません」や「ユニクロ」「キッコーマン」をはじめとするCMにも多数出演。そのほか、ドラマ「元彼の遺言状」では月9(フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ)初出演にして主演を務め、話題となりました。2023年も木村拓哉さん主演の映画「THE LEGEND & BUTTERFLY」に出演するなど、今後の活躍にも注目が集まります。


     キリがありませんので、ひとまずこれにてオシマイ。


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ChinchikoPapa

わたしもまた、実現してほしい夢はで「世界平和です」と答えた綾瀬に、「天然ボケ炸裂!」などと書いた芸能記者に唖然としたひとりです。危機的なギリギリの綱渡り上で、平和が保たれているのをまったく認識していないこの記者こそ、完全に「平和ボケ」の世間知らずだと感じました。
いま同じ発言を綾瀬がしても、誰も不思議に思わないでしょうね。いかに某記者の認識が「ボケ」ていたのかが、よくわかるエピソードです。
by ChinchikoPapa (2023-02-18 14:39) 

kazg

>危機的なギリギリの綱渡り上で、平和が保たれているのをまったく認識していないこの記者こそ、完全に「平和ボケ」
>いま同じ発言を綾瀬がしても、誰も不思議に思わないでしょうね
まったくおっしゃるとおりですね(かなしいことですが)・・・

by kazg (2023-02-19 08:50) 

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