続20年前のベトナム訪問記(補遺)、の巻 [私の切り抜き帳]
20年程前のベトナム旅行の記事を、初代ブログに小分けでご紹介しました。
20年前のベトナム訪問記(1)(https://kazsan.blog.ss-blog.jp/2023-08-18)~20年前のベトナム訪問記(9)(https://kazsan.blog.ss-blog.jp/2023-08-23)
元は、以前公開していたプライベートホームページに掲載していた記事なのですが、プロバイダの契約を解消してから、消滅状態にありました。古いデータを探って復元したのが、上の諸記事です。もう少し続きを書いていたような気がしていたのに、当初は見つかりませんでした。
その後、掘り起こしたデータを、この記事で再現しました。全景記事の続きに相当するものでした。
続20年前のベトナム訪問記、の巻:ナードサークの四季 vol.2:SSブログ (ss-blog.jp)
さらに、続いて以下の記事も見つけましたので、この機に掲載させていただきます。
6.ハノイからソウルへ
水上人形劇の余韻を楽しむうちに、いよいよベトナムともお別れ。名残惜しい思いのまま、ハノイ空港を深夜11時半に出発、ソウル経由で日本に向かいます。
機中泊を経て、私たちの乗った大韓航空機が韓国仁川空港に着いたのは8月11日(日)の早朝。ソウル-岡山便は夕方の出発とあって、待ち時間をつぶすための余分のスケジュールとはいえ、ほとんど丸一日のソウル見学ができたことは、いわば余得でした。
往路と同じく,空港で私たちを迎えてくれたのは女性ガイドの金(キム)さん。まずは鮑粥など韓国の味満喫の朝食をすませます。
ソウルでの見学先は、一般の観光ツアーでは訪れることの少ない厳選スポットを堪能。午前中は本場「垢すり」体験コースと、戦争紀念館、独立記念館などの歴史モニュメントを中心とした見学コースの二手に分かれ、私は同行の歴史家諸氏に混じって後者に参加しました。
戦争記念館(戦争紀念館)
94年6月に開館した戦争紀念館には、5千年の間の抗争史、軍事遺物資料など、戦争教訓の生きた資料が展示されています。殉国者追悼室、戦争歴史室、韓国戦争室、海外派兵室、国軍発展室、大型装備室などの展示室のほか、屋外展示室には、陸海空の実戦に用いられた武器が生々しく展示されており、その重みに圧倒されます。愛国心に満ちた韓国の少年少女の目には、たくましく心強い味方と写るのでしょうし、また、日本からの行きずりの観光客らにとっては、かっこいいミリタリー調の記念写真にでも収まりたい代物でしょうか?そこには沖縄を飛び立ってベトナムに出撃した血塗られた爆撃機、戦闘機らの実物もまがまがしく実在をアピールしていて、複雑な思いを抱かざるを得ません。
独立記念館
「侵略」を「進出」になど、教科書の書き換えを強要した1982年の「教科書歪曲問題」事件をきっかけに、国民的募金によって建設されたのが「独立記念館」。ここには、次の七つの展示館があり、全てを見学し終えるには何日もの時間が必要な豊富さです。逆コースを加速する小泉→阿倍流のアジア観、日本観が、なにやら針路を危うくさせている今だけに、この展示内容に真摯に目を凝らすことは、私たち日本人にとって必要不可欠とおもえます。過去の過ちを過ちとして認めたうえで、日韓・日朝関係の望ましいあり方を冷静に考えていくことは、新たな友好関係を発展させる礎と言うべきではないかと改めて感じます。
民族伝統館
高句麗広開土王碑のレプリカや亀甲船の模型などが展示してあります。
近代民族運動館
日本の朝鮮半島侵略から韓国併合に至るまでの主な民族運動が展示されています。十三道倡義軍のソウル進撃のようすがミニチュアで展示してあります。
日帝侵略館
日本の植民地時代の展示がしてあります。蝋人形での展示も生々しく歴史を伝えます。
3・1運動館
3・ 1独立運動についての展示があります。
独立戦争館
入り口を入ると安重根、尹奉吉、金佐鎮三氏の像があります。三氏はいずれも独立運動の闘士です。この館は、文化運動や、学生運動など独立運動の様子が紹介されています。
臨時政府館
上海に設立された大韓民国臨時政府や中国など世界各地で展開された独立運動が紹介されています。
大韓民国館
その他の展示物:朝鮮総督府撤去建材の展示公園 なお、上の表にある朝鮮総督府は、日本が日韓併合のあと朝鮮支配のためにおいた役所。その庁舎は李王朝の宮殿であった景福宮 の敷地を破壊して宮殿正面に造られ、宮殿を街から覆い隠す位置にそびえ立つことからも、日帝支配による屈辱の象徴と人々にはとらえられてきました。解放50周年目にあたる1995年8月15日の光復節の日に撤去され、その撤去建材で展示公園が造成されています。
ソウルの写真はこのリンクからどうぞ。
https://kazgphpto.blog.ss-blog.jp/2023-08-25
https://kazgphpto.blog.ss-blog.jp/2023-08-25-1
つづく
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