僕としたことが、の巻 [日録]
「僕としたことが・・・」
「相棒」の杉下右京がしばしば漏らす口癖です。自己の能力・才覚への絶大な自信と矜持、イヤミなエリート意識が強く匂うセリフだとの指摘もあるようです。
でも、今日の記事での私のつぶやきは、もう少し情けない自嘲の心理に基づいています。
というのは、11月9日、地元「九条の会」の「九日行動」として朝9時から1時間、スタンデングアピールに参加したあと、少し農作業(タマネギ苗の植え付け)をしたあと、晴れた湖(児島湖)まわりのカメラ散歩を楽しむことにしました。
先日来、多数の水鳥の飛来を目にしていますので、少しでも望遠性能を意識したカメラ」選びしてみました。最近のこれらの失敗の反省からです。
有り明けの月と鳥あれこれ、の巻
pentaxk1Ⅱ+AFBORG 71FLを持って出たのですが、鏡筒側の組み合わせが失敗で、一定の距離以上にはピントが合いません。
これより遠くなると、合焦しません(とほほ)
児島湖の渡り鳥再撮影、の巻
昨日は、鏡筒側の組み合わせを変え、ミニボーグ45EDII(AFADによりAF化)をpentaxk5Ⅱに装着して持って出ました。最近ネットオークションで手に入れたBORG M57/60延長筒S【7602】は、近距離でのピント合わせを助けるためのものですから、今回は使いません。
これなら遠距離にも合焦し、カルガモがこちらの気配を察知して飛び立っても、追い続けることができます。
(中略)
ただ、45EDIIは望遠性能が控えめですので、遠くの鳥はトリミングして掲載することにします。
(中略)
上空にミサゴが飛んできましたが、望遠性能が非力ですので大幅トリミングが必要です。
こんな反省を念頭に、携行した機材は、PENTAXK1Ⅱと、BORG60EDの組み合わせ。K1Ⅱは、フルサイズカメラですので、望遠性能は控えめですが、クロップ撮影すれば1.5倍の望遠効果があります。BOOG60EDは、71FLより望遠倍率は劣りますが、よりコンパクトで携行して歩くには便利。また、45EDIIよりはかさばりますが、焦点距離が長く、明るい。などの点で選びました。
いささかマニアックなはなしになりますが、この日は、マウントアダプター部を少し変えてみました。
これが、いつも使っているBORGのPENTAXマウント用アダプターを取り付けた写真です。
一部に金色のテープが貼ってあるのは、PENTAX AFAD(マニュアルレンズをAF化するアダプタ)を駆動させるために、電気接点を導電させるためです。
この日は、過去の遺物であるPENTAXの接写リング(エクステンションチューブ)を流用した仕掛けです。
マウント部が金属であることに気づいてから、AFBORGでの活用を思いついた代物です。
なお、AFが機能するための明るさを稼ぐために、内部にkenkoクローズアップレンズを取り付けています。(このため望遠倍率は少し下がりますが・・・)
さて、児島湖に到着して、いざ撮影。・・・と思ったのですが、どうもAFが効いてないようす。しかたないので、完全なマニュアルフォーカス撮影に頼るしかありません。ご想像いただけるかと思いますが、BORGは望遠鏡ですから、鏡筒の伸縮部分(ドロチューブ部分)を伸ばした理知締めたりしてピント合わせをするしかありません。いつもは大雑把に合わせてやればAFADが最終的なピント合わせをしてくれるのですが・・・完全手動では、ボケボケブレブレです(カメラ内の合焦インジケーターの点灯とピピ音を頼りにシャッタを押すのですが・・)
よくよく確かめてみると、なんど肝心なAFAD(下の写真)を取り付けていませんでした(汗)、私としたことが、さすがに、初めての凡ミスです。
以下、完全マニュアル撮影の「作例」です。
どうしたことか、途中でモノクロ撮影設定になってしまっていました。とほほの上塗りです。
遠くの鳥ですので、トリミング画像を載せます。
キンクロハジロ
電線のジョウビタキ♂。
この日は、前回記事で紹介した中古で「新調」したOLYMPUS E-M1に、LUMIX G VARIO 45-200mmを装着し手、一緒に持ってきていました。コンパクトなので荷物になりません。
ほどほどの望遠撮影なら、用を足してくれます。
マクロ撮影っぽいのも撮れます。
トリミング画像もどうぞ。
遊泳するカルガモ。
飛翔するカルガモ。
電線の雀。
瞬時に合焦し、高速で連写してくれるのは、軽快で心地よいです。
これから、頻繁に使おうかな、と思っています。
今日はこれにて。